私たち人間には「損失回避性」という
心理があります。
損失回避とは、利益から得られる満足よりも
同額の損失への苦痛の方が大きいことから、
損失を利益より大きく評価する心理のことです。
つまり「損したくない」という
気持ちの方が強いということです。
たとえば、私の教材を購入する際に
下記のようなご質問が多いのですが
「自分の出したお金に見合ったものが
帰ってくるたろうか？」
「大きなお金を出して大失敗したら
どうしよう……」
それも「損をしたくない」という気持ちから
そんな質問をしてしまうのです。
また、投資信託の選び方を教えている時も
この「損をしたくない」という気持ちから
まったくダメな投資信託を選んで
しまうのです。
「安い時に買って、高い時に売る」から
投資で利益がでるわけです。
安い時というのは、投資信託のリターンがなく
逆にマイナスになっている時です。
ところが初心者ほどマイナスになっている
投資信託を購入するのに抵抗があるのです。
そして、今後もさらにマイナスになるに違いないと
考えてしまい
マイナスになりそうな要因をものすごく調べたり
します。
投資信託の目論見書には、リスクを記載する
必要がありますから
それを見て、さらに怖くなってしまうようなのです。
ただマイナスになっている時に購入できない、
もしくは買い増しできないのでしたら
投資で成功することはないでしょう。
人間の心理と逆のことをすることで
リターンが享受できるのです。
ここが理解できないと、なかなかお金を
増やすことができないのです。
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■編集後記
お金の構造をしらない人が多いです。
損を回避したつもりで、損している方が
いかに多いのか？
本当にもったいないと思います。
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