投資を家計に取り入れる手法を
私は教えています。
つまり投資で大儲けするのではなく
インフレの対策として
投資を取り入れ、
尚且つ人生の「夢」を実現させるための
家計を作るお手伝いをしています。
ところが家計相談の現場では、
赤字続きなのに投資額を増やしている方や
生活防衛資金が十分ではないのに
預貯金せず投資だけをする家計も
見てきました。
そういう方ほど投資をしたのに
すぐに成果が得られないので
不安を感じてしまい、さらに高リスクな
投資に走るという方もいました。
投資は「魔法」ではありません。
投資を始めたら必ずプラスになると
いうこともありません。
特に長期投資では、十分に増えるのに
相応の時間がかかります。
その間マイナスになることもありますので
生活防衛費が十分でない場合は
マイナスになった時に使えるお金として
預金を準備すること先決です。
生活防衛費が十分にない方は、
まずは預金を優先しなければ、
家計に投資を取り入れることで
さらにお金を減らしてしまう危険が
あるのです。
また、具体的な相談で多いのは
後１～２年後の教育費のために
投資をしたいというご相談です。
教育費を投資で増やす場合は５年以上の
期間がなければ
元本保証の金融商品で運用すべきです。
投資は減らすこともあるのです。
もし、２年後の大学費用のために
300万円準備しているのでしたら、
それはそのまま元本保証の
金融商品で運用してください。
受験費用と入学時の学納金で
そのくらい使ってしまうケースが
あるかのです。
そして大学３年や４年で使う費用を
これから貯蓄する際に資金の10％を
投資に回してください。
５年後６年後に使う費用です。
たかが、10％と思わないでください。
例えば、100万円の内90万円を
0.1％の定期預金で運用します。
※0.1％の定期預金は探せばあります。
１年後の定期預金が90万900円、
10万円の投資が11万円になっていたとします。
トータルで101万900円です。
これが３年続けば、103万2700円です。
預貯金だけでは、まったく増えませんが、
たった10％投資しただけでも、
年利は約1.09％になります。
全て預貯金にするよりも利率は上がります。
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■編集後記
そもそも長期投資を教えるといっているのに
２年後の学費を投資したいという
相談自体が無謀なのです。
リスクを取る順番が間違っているのです。
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