体幹とは頭部と腕、脚を除いた胴体全体のことで、身体の土台のような役割。
身体の土台である体幹の安定とは、身体の軸となる体幹部の筋肉(身体の前側、後ろ側、側面、そして深層にある筋肉群)がバランス良く働くこと。
そうすると正しい姿勢を維持しやすく立つ、座る、歩くなどの日常動作で重心のコントロールもしやすくなってきます
ここで、ケガや腰痛予防だけじゃない!ヨガで体幹が安定する事で得られる、3つの効果をまとめてみた
体幹が安定する事で得られる、3つの効果 ①ケガや腰痛の予防
日常生活でバランスを崩して転びそうな時、ありますよね
そんな時、体幹が安定していると身体をグッと支える力が働く為、例え転んだとしても骨を折ったりする可能性は低くなる。
そして体幹が安定し、背骨のアライメント(本来あるべきS字カーブ)が整う事で猫背や反り腰が改善されると、腰痛などの予防にもなる。
胴体の安定は、自前のコルセットを常に巻いているような状態なので重い物を持ったり、急に立ち上がったりする時、ギックリ腰になる心配もなくなります
体幹が安定する事で得られる、3つの効果 ②姿勢改善
正しい背骨のアライメント(上の写真のようなS字カーブ)を保つ為に大事なのは、胸椎はしなるように動き(丸める、伸ばす)、腰椎や首の骨(頸椎下部)には安定が欲しい。
そこで背骨のアライメントをあるべき位置で保つ為に大事になるのが、体幹部の筋肉のサポート=体幹の安定。
体幹部のサポートで背骨が正しく動くと、腰椎は安定して胸椎が動くようになるので、本来あるべき姿勢を緊張感なく保ちやすくなってきます
体幹が安定する事で得られる、3つの効果 ③身体機能の向上
体幹部分が安定すると、自重をコントロールしながら立つ、座る、歩く、走るなど日常動作がとてもスムーズになる。
その日常動作で膝や腰、股関節などが痛くなったりする場合は、体幹部の安定がなく背骨の動きが不十分になっている可能性がある。
その状態で身体にある程度の負荷をかけるスポーツなどをしても、怪我のリスクは上がり、パフォーマンスも上がりにくい。
アイアンガーヨガのアライメント(本来あるべき骨格に整える)を意識したヨガポーズの練習は、体幹部をコントロールしながら背骨の動きをスムーズにする。
そうすると日常動作がスムーズになるだけではなく、自分が持っている力を最大限に発揮できてパフォーマンスの向上に繋がりやすくなるわけです
ケガや腰痛予防だけじゃない!ヨガで体幹が安定する事で得られる、3つの効果、いかがでしたか?
写真は本日のヨガスタジオエー、アイアンガーヨガクラスでの生徒さんのアルダチャンドラアサナ。
ヨガの立って行うバランスポーズの1つで下半身の安定だけではなく、身体の前側、後ろ側、側面の筋肉の働きをコントロールしながら行うので、体幹部の安定に繋がる。
写真の生徒さんは70代で「年齢的には現状維持が出来れば十分だと思っていたけれど、いくつになっても身体は進化するんですね。自分でもびっくりしています」と。
アルダチャンドラアサナは片方の足裏に正しく体重をのせてバランスをとる事が大事で、床についている指先に重く体重はかけない。
今週のクラスでは、アルダチャンドラアサナ(写真のヨガポーズ)で床についている指先(5本)を1本ずつ減らして、最後の1本からスムーズに身体を起こす練習をして盛り上がりました
私がデモ(ポーズのやり方)を見せた後「絶対に出来ない!」と笑っていましたが、ほとんどの方が出来ました!もちろん写真の生徒さんも。
この動きに筋力などあまり関係なく、足裏に正しく体重がのって股関節が正しい位置ではまっていると、体幹が入るのでスムーズに出来る。
自分では「絶対に出来ない」と思った事が出来た時、それは自分の「成功体験」の1つになる。
その小さな成功体験の積み重ねの上に、自分を信じる力がついてくる。
年齢や身体的な事で自分を型にはめず、身体の動きの自由度はいつだって自分が決める!
私自身もそうあり続けたいなと思いました
今年こそ姿勢を改善して日常動作をスムーズにしたい!そう感じる方は、ヨガスタジオエーでアイアンガーヨガ始めませんか?
元アパレルで運動歴ゼロからヨガを始めた私が、皆さまの「身体を動かす楽しさ」をサポートさせて頂きます
Yoga-Studio A
太田あゆみ