股関節は、上半身と下半身をつなぐ関節。歩く、立つ、座るなど、日常生活における動作は全て股関節が中心。





股関節が正しく動けば、他の関節の負担は減り股関節の動きが悪いと、腰や膝を中心に他の関節の負担は増えるということ。





日常の動きは「股関節の動き」の良し悪しにかかっているといっても過言ではありません!





ここで、股関節の場所について、簡単にまとめてみました下矢印









股関節=両脚にある大腿骨(太ももの長い骨)の骨頭(球状)が、寛骨臼と呼ばれる受け皿にはまっている場所。





お尻、脚の筋肉のサポートで、骨頭が受け皿(寛骨臼)にカチッとはまると骨盤は安定し、股関節の動きはスムーズになる。





ここで、股関節を安定させて、日常動作をスムーズに!横向きで行うヨガポーズをご紹介します下矢印





Preparation for Anantasana(アナンタアサナの準備練習)

Ananta→王の名前、無限  asana→ポーズ




ポーズのやり方




Step1→マットの端に、右腕、右身体側全部をピッタリつけ、右腕の上に頭をのせる。




Step2→右肘を曲げ、手の平に頭をのせ(写真①)、左手は床においたまま、上の脚をあげる(写真②)




Step3→上の脚はそのまま、下の脚を上げ(写真③)、安定したら上の腕を肩の真上に伸ばす(写真④)




ポーズから出るときは、腕を下ろし、脚をおろし、反対側も同様に行う。





サムネイル
 

​​Step2→右肘を曲げる前に、頭を上げ、右指先をマットの延長線上遠くに歩かせ、右脇を伸ばす。




※上の脚を骨盤の高さまで上げたら、両膝、かかとの内側を伸ばす(写真②)



Step3→下の脚を上げたら、①膝はロックし、かかとの内側を伸ばす②かかと、足の親指をお互いの方に近づけながら、太ももの外側をお尻の外側方向に引き込む③胸はアゴの方に伸ばし、顔は正面を向く



※上の赤字の動きを意識する事で、お尻の柔らかい部分は骨盤の方にキュッと寄って、コンパクト(締まる)な感覚になる。



※骨盤がコンパクト(締まる)な感覚があると、両脚、腕を上げた時、バランスを取ろうとしなくても、安定感がある。それが、股関節が正しい位置ではまっている感覚ですウインク





お尻と脚が、マットの線状より前後にずれていないか、チェックします。ずらしたまま行うと、筋肉だけで頑張るので、股関節をはめる動きからは、遠ざかってしまう。マットの線状に、身体の片側ラインがのるよう、手で触ったりしながらチェックする。





股関節が正しい位置ではまると、脚とお尻の筋肉は自然と骨の方(大腿骨、骨盤など)に寄って締まるので、下半身全体の引き締めのも効果的ですラブ





股関節を安定させて、日常動作をスムーズに!横向きで行うヨガポーズ、いかがでしたか?





ここで私の話。





何年か前、急に左の股関節に違和感を感じ、ヨガの練習中だけではなく、だんだんと歩き始め、立ち上がる時など日常動作にも影響が出てきた。





ひどい時は、私が歩いている後ろ姿を見て「脚、怪我しているの?」と聞かれたぐらい、左右ずれた状態で歩いていたみたい。





股関節に安定がないと、お尻や脚の筋肉が必要以上に頑張るらしく、お尻が硬くなったり、脚も疲れやすかった。





クラスでも「大腿骨頭を骨盤の方にはめる!」とよく聞いていたし、自分でも意識出来ていると思っていたけれど、思い込みだったみたい(笑)





痛めた時はいつも、神経や骨に異常がない限りは自分で練習して治していたので、今回も!と思い、股関節が締まる感覚を探しながら、アナンタアサナ含めたヨガポーズを練習。





毎日少しの時間だけやっていたので時間はかかったけれど、最初は歩き始め、立ち上がる時の痛みが消え、少し長い時間歩いても違和感がなくなった。





さらに、ヨガポーズの練習時に自重がかかっても痛くなくなり、多少の負荷も大丈夫になった。





だんだん今まで不安定に感じていたポーズにも安定感が出てきて、自分の脚にバネが入ったような弾力を感じるようになった。





今は股関節に安定が出て、とても軽くスムーズに歩けるようになった。





マットの上でヨガをしている時間よりも、日常生活の方がはるかに長いので、日常の動作がスムーズであることはとっても大事。





そろそろ身体を動かしたいな、、、そう思っている方!アイアンガーヨガで正しく、楽しく、身体を動かしませんか?









Yoga-Studio A

太田あゆみ