ヨガのポーズは、いくつかのカテゴリーによって分かれています
★立ちポーズ(standing)
★座るポーズ(sitting)
★前屈(forward extension)
★ねじり(lateral extension)
★腹部のポーズ(abdominal)
★後屈(backward extension)
★逆転(inversion)
★回復(restorative)
★腕のバランス(arm balancing)
★呼吸法(pranayama)
ヨガのバランスポーズとは、この中のカテゴリーの中で、片脚だけでバランスを取ったり、逆立ち、頭立ちなどの逆転ポーズでバランスを取ったり。
身体がグラグラと安定しない状態にいる事で、筋肉は骨の方にキュッと寄り、身体は引き締まりやすくなるだけでなく、目線を定めて1点に集中する事で、心のモヤモヤも解消出来る。
ここで、集中力を高めて心を整える!ヨガのバランスポーズから得られる、3つの効果をまとめてみた
バランスポーズから得られる、3つの効果 ①体幹を鍛えられる
ヨガで体幹を鍛える事は、筋肉を肥大したり、固めたりする事とは違います。
胴体部分(体幹)で大事な骨盤、背骨を安定したポジションにする為に、強く、柔らかい背中全体の筋肉で骨をサポートする。
背骨、骨盤の安定は、股関節を安定させる。その状態でポーズを行うと、頑張ってバランスを取ろうとしなくても、筋肉のサポートにより、体幹が入る。
体幹を鍛えるというより、骨、関節が正しい位置にあると、自然と体幹のスイッチが入る。そうすると、骨盤を立てて座る、股関節から歩く、階段を登るなど、日常はいつだって、体幹トレーニングになるわけです
バランスポーズから得られる、3つの効果 ②ストレス解消
日常的に、過ぎた事を考えたり、見えない先の事に不安を抱いたりするのは、長い時間考えてしまいやすい。その思いに占領されると、脳のスペースは狭くなり、心も落ち着かなくなる。
クラスに参加してバランスポーズのような不安定な状態でポーズを取る時、自分に集中しないと出来ない。
その時、過去でも未来でもない「今、ここ」に意識が向きます。脳から不安や疲れを取り除き、思考をスッキリとさせる。そうすると、脳のスペースは広がり、心の余白が生まれてくる。
真っ白なキャンパスに何を描くか、ワクワクしながら考える未来の創造は、明るく、前向きで良いですね
バランスポーズから得られる、3つの効果 ③集中力UP
ヨガのバランスポーズには、片脚で立つ、腕でバランスを取る、逆立ちでバランスを取るなど色々あります。ー不安定な状態で行う為、集中しないとバランスを崩してしまう。
まず、身体のどこを、どの方向に、どうやって動かすかに集中し、身体を安定させる。呼吸は止めず(バランスを取ろうとすると、息を止めてしまいやすい)目線は、1点を真っ直ぐに見る。
日常では、広い外の世界に意識が向きがちですが、ただ1点を見ながら自分に集中する時間を持つ事で、集中力UPに繋がるわけです
集中力を高めて心を整える!バランスポーズから得られる、3つの効果、いかがでしたか?
写真は先日にヨガスタジオエー、アイアンガーヨガクラス風景。
セツバンダサルヴァンガアサナ(写真右下)以外は、バランスのヨガポーズ写真。
片脚で立ったり、横向きでバランスを取ったりするヨガポーズは、筋肉の力だけではなく、股関節、骨盤の位置も大事。
写真のヴルクシャアサナ(左上)、アナンタアサナ(右上)は、地面についている場所こそ違うけれど、脚とお尻の働かせ方は同じ。
両方とも脚、お尻の筋肉のサポートを使い、骨盤と股関節を正しい位置にしよう意識しながら行うと、目を閉じても安定感を感じるぐらい、力みがなくなる。
自分の身体に集中する時間は、日常生活の疲れ、悩みや不安の濃度を薄くしてくれる。
自分にとってチャレンジになるヨガポーズを練習する時も、その事に集中するので、短時間でも自分にベクトルが向くので、終わった後に何だかスッキリとしている
先日生徒さんが「今日は何だかすごく集中していて、75分あっという間でした!」と、何ともスッキリとした表情で、足取り軽く帰られました。
季節の変わり目でもあるこの時期、寒暖差や夏の疲れで、身体がだる重かったり、体調が良くなかったりするけれど、クラスに参加すると集中するので、スイッチが切り替わる。
そうやって、自分で自分を調整しながら、この時期を乗り越えたいですね
ヨガスタジオエーは、定員10名の少人数。1人1人の身体を観ながら、アイアンガーヨガをお伝えしていきます
Yoga-Studio A
太田あゆみ