巻き肩に大きく関係するのが、首の後ろから肩、背中にかけ、幅広く張っている僧帽筋(イラスト参照)
僧帽筋が硬くなり、首の方に盛り上がってくると、肩甲骨の可動域(動きの自由度)が狭くなり、肩が前に落ちてくる。
僧帽筋が硬くならないよう、肩甲骨、背中を動かす事で
肩周りの血行が良くなる
猫背、巻き方改善
肩こり解消
などの効果を得やすくなる。ここで、肩甲骨を動かして、巻き肩改善!逆転のヨガポーズをご紹介します
Preparation for Salambasirsasana(頭で立つヨガポーズの準備練習)
ポーズのやり方
Step1→指を組み、前腕、手首、肘をマットにつけ、肘は肩幅、膝は腰幅に開く(写真①)
Step2→お尻を上げ、かかとも上げる(写真②)
Step3→手首、肘、前腕全体をマットに押しながら、頭を組んだ手から離し、背中を平らにする(写真③)
膝を曲げ、マットに下ろしたら、指の組みを変え、もう1度行う。
Step1→組んだ指はギュッと力を入れず、手のひらは少しふくませ、手首は外に倒れないよう、床に対して垂直に立ち上げる。
Step3→お尻を上げたら、①組んだ手から頭を離しながら、肩、背中上部(僧帽筋)を首から離す②手首、肘、前腕全体をマットに押しながら、肩甲骨を胸に、胸は太ももの方に近づけ、膝は伸ばす③つま先で床を押しながら、両お尻の外側を天井の方に引き上げる④床の方を見ようとしないで、頭はぶら下げる(力を入れない)
※手首、肘、前腕全体を自分から離す方向に押さないと、頭は組んだ手の方に流れ、肩甲骨が身体の中に入らない(NG写真)。上の赤字の動きを意識する事で、肩甲骨は首から離れて身体の中にグッと入り、背中が平らになってきます(写真③)
サーランバシルシャサナ(頭立ちのヨガポーズ)で大事な、前腕全体を押しながら、肩、肩甲骨を引き上げる練習にとても良い。この動きがないと、僧帽筋が首から離れず、首は縮んで痛くなる。
肩甲骨を身体の中にグッと入れる意識で、巻き肩の原因、僧帽筋は首から離れ、背中はスッキリしてきます
肩甲骨を動かして、巻き肩改善!逆転のヨガポーズ、いかがでしたか?
ここで私の話。
私は、巻き肩を通り越し、猫背だった頃(軽い側湾)、サーランバシルシャアサナ(頭立ちのヨガポーズ)が全く出来なかった。
壁に脚を上げられるようになっても、保てない。壁から離れて練習するようになったのは、アイアンガーヨガを始めて5〜6年経ってからでした(おそっ)
私の背中は、左右差がとても強く、肩甲骨も片方だけが出っ張っている。30年以上も姿勢を全く気にしていなかったので、そうなりますね
様々なヨガポーズの中で、僧帽筋を首から離し、肩甲骨を身体の中に入れる動きは、クセの強い私の背中を、驚くほどスッキリとさせてくれた。
歩いている時、階段、エスカレーター、カフェなど、自分では直接見えないけれど、他人からは見える機会がとても多い背中。
先日生徒さんが、久しぶりに会った友人に「姿勢がいいね」と後ろ姿を見て言われたそうです。
最初の頃は、背中上部の盛り上がりが強く、背中を動かす事に苦戦していたけれど、アイアンガーヨガのアライメント(正しい骨の位置に整える)を常に意識したヨガポーズの練習で、背中の硬いロックが外れ、首周りもスッキリとした
僧帽筋が首から離れると、首は長く見え、頭も小さく見える。等身バランスが変わるので、今まで着ていた洋服の見え方さえ変わってくる。
アイアンガーヨガで正しい身体の使い方が身体で理解出来ると、姿勢が変わり、立ち方、座り方、歩き方も変わってくる。
日常の立ち居振る舞いがスムーズで美しいと、惚れぼれしちゃいますね
※姿勢(猫背、巻き肩、反り腰)を良くしたい
※不調(腰痛、肩こり、生理痛など)を改善したい
※身体を引き締めたい
※筋力、体力をつけたい
※心身ともに健康でいたい
など感じている方、6月8日(木)にオープンするヨガスタジオ エーで一緒にアイアンガーヨガを練習しませんか?
定員10名の少人数を活かし、個々の身体を観ながら対応させて頂きます!
ご予約、ご質問などは下記アドレスにお問い合わせ頂ければと思います
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。いいねやコメント、フォローとても嬉しいです
アイアンガーヨガ認定指導員
太田あゆみ