Coupling-使える表現集(その11) | Black Swan - 国際人養成所

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UK SitcomCoupling、使える表現集11回目です。

ブログの更新が久々ならCouplingの更新は更にご無沙汰ですが、今回からEpisode-4(Inferno)からのピックアップになります。オリジナルの動画、及びあらすじなどは以下の記事をご参照ください。

Coupling:S-1 E-4 "Inferno"


旗no offence
(動画1/3、0:51)
Steve: She was tidying up my flat.
Jeff: Serious. Very.
Steve: Yeah, a buttock-clenching moment.
Patrick: Excellent.
Steve: What?
Patrick: Well, was she bending over or something?
Steve: No. I clenched my own buttocks, Patrick.
Patrick: No offence, but that's a pretty basic mistake.
Steve: No, I mean I experienced fear. I... puckered.
Patrick: You... puckered?
Steve: Yes! I-I-In a moment of consuming terror, my... rear iris closed.
Patrick: What?

ここで出てくる「no offence(アメリカ英語ではoffense)」ですが、「no offence meant」や「no offence intended」という形でも使われ、『気分を悪くしないで』とか『悪く取らないで』という意味になります。
上記のように「No offence, but...」と続くことも多く、butの後ろは相手を否定するような文がきます。

このPatrickのツッコミを理解するためには、ここのダイアログ全体の流れがわからないといけません。話題の中心は「arsehole(アメリカ英語ではasshole)」です。
最初にSteveがSusanに部屋を掃除されたことに対して「buttock-clenching moment」と言っていますが、これは恐怖から『お尻(の穴)がキュッと締まるような瞬間』という表現です。
これをPatrickは勘違いして『Susanがお尻を突き出してかがんでたの?(何を想像してたかは説明不要でしょう)』と聞き、Steveは訂正するために『自分のだよ』と答えます。
そこでPatrickの「No offence」に繋がります。Patrickはまだプレイの話だと思い込んでいて、『悪く言うつもりじゃないけど、男の方がお尻の穴を締めても仕方ないでしょ』とツッコミます。
Steveは根気強く
● I puckered.: puckerは『(口などを)すぼめる』という意味、ここでは当然口ではない
● My rear iris closed.: irisは眼球の虹彩のことで、『お尻(rear)の絞られて小さくなる部分』という比喩
のような表現を使って更に説明しています。

英語での『ケツの穴を締める』という表現はこれだけ知っておけば困ることはないでしょう!グッド!
なお、イギリス英語のお尻用語についてはこちらの記事の下から2つ目もご参照ください。


旗what came over you?
(動画1/3、2:17)
Sally: What came over you?
Sally: I don't know. I just suddenly had this impulse to tidy his flat. It was scary.

複合動詞は日本人にとって覚え難い英語の代表的なものですが、ここで出てくる「come over」は通常の『~に行く/来る』と全然意味が異なるので更に覚え難いですね。
このダイアログでの意味は『突然~する気になる』というもので、

What came over you to tidy his flat?

の下線部が省略されています。

別の言い方だと
What made you feel like tidying his flat?
という言い換えもできそうですね。

旗girlie
(動画1/3、7:08)
Sally: So then what happened?
Susan: A few more conversation gaps. So I did the girlie thing.
[Cut to Steve's flat.]
Susan: You know, we should have a dinner party.
Steve: Fine.
Susan: But not the usual crowd. Let's get some new people in.
Steve: Good idea.
[Cut to girls.]
Susan: So you'll both come, yeah?
Sally: Course.
Jane: Love to.
[Cut to boys.]
Steve: Oh, yeah, do you guys want to come for dinner?
Jeff: Absolutely.
Patrick: Sure.
Steve: Nice.

girlie(またはgirly)」はもうすっかり日本語になってますね。『女の子っぽい』という意味で、男が男らしい場合は「manly」、女性が男っぽい場合は「mannish」と言ったりします。
PC(Policical Correctness)的には「personish」ですかね?(爆

man」自体を使って男らしさを表す表現で2つ面白いのを紹介しておきます。一つは「Be a man!」。何か踏ん切りがつかなくて迷ってる男性をけしかける言葉です。日本語でも『お前●●付いてんのか!』って言いますよね。冗談がわかる人という前提で女性に使っても面白いかも。
( ´艸`)

もう1つは「man」を形容詞として使うという裏技の「man enough」。
I was not man enough to ask her out.
という具合に、勇気がないことを揶揄する時によく使うフレーズです。

Susanにディナーに誘われたSallyJaneの反応もカジュアルでいい感じです。「Of course.」の「Of」が省略された「Course.」のみ、「I'd love to.」の「I'd」が省略された「Love to.」のみ、は自分で使うかどうかは別として聞き慣れておいた方がいいでしょう。


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