星空を切り取ったような美しい髪、誰にでも笑顔で接する太陽のような明るさ、おまけに顔も可愛い。運動神経は良くて、勉強は少し苦手みたいだけど、そこがまた可愛い。Vivid BAD SQUAD 白石杏 コスプレ衣装
俺は、いつか白石さんと付き合いたいと思うぐらいには彼女が好きだった。
でも、俺は人当たりこそいいものの、勉強も運動も平凡で、顔も決していいほうではない。彼女に釣り合う要素なんてないだろう。
そんな俺のタイプにどんぴしゃな彼女は歌も上手い。そう、歌。彼女の歌が上手くなければ、アイツと組むことなんてなかったというのに。
アイツとは、1-Cの東雲彰人のこと。アイツは二重人格で、白石さんには冷たく接するのに、周りの人とは爽やかな笑顔で話す。そのくせして運動神経はいいし顔はいいし気配りもできるしで、女子にはモテまくっている。なんだかんだで俺の上をいく男だった。
でも、冷たく接するからという観点からして、白石さんもきっと、アイツのことをよく思っていないだろう。その点では俺はアイツに勝てる気がした。
白石さんへの気持ちに気づいたときからは、もう必死にアプローチ。隙あらば白石さんを細かいところまで褒め、格好いいところも見せるようにした。それでも、俺と白石さんの距離は変わらない。でも、俺はめげずに猛アピールをする。そして、今日も。
「白石さん、部活お疲れ様。水、飲む?」Vivid BAD SQUAD 小豆沢こはね コスプレ衣装
「え、いいの?!じゃあお言葉に甘えて〜」
俺が冷えたジュースを渡して、彼女がそれを飲む。ペットボトルの中の水が減っていくとともに、彼女の綺麗な喉が動く。少し汗ばんでいるそこは、見惚れるには十分な材料だった。
「いつもありがとね!頼りにしてるよ」
ドクン、と心臓が一度だけ強くうつ。
「う…うん、いつでも頼ってよ」
俺がそういうと彼女はニコっと笑い、走り去っていった。それにまた心臓が強く鼓動をうつ。好きな女子に頼られて嬉しくない男などいない。俺は1人、黙ってその幸せを噛み締めていた。それを見る、冷たい視線に気づかずに。Vivid BAD SQUAD 初音ミク コスプレ衣装