売上不振に陥ったときに社長がまずすべきことはなんだろう。

それは原因を客観的に分析して、現状を把握すること。

「商品・サービスが陳腐化して、時代にそぐわない」

「既存客ばかりにとらわれて、新規開拓を怠っている」

「競合他社ができて単価が下がり、価格競争にさらされている」

など、様々な要因が挙げられる。

要因を探るためには社長は率先して現場に出かけ、お客様の声を

聴かなければならない。

売上減少の要因が必ずある。

現地・現物・現実を見据えて、その要因を分析する。

事件は会議室で起こっているのではない。

現場に神が宿る。

社長はそれらを分析して常に新しいことにチャレンジして

いかなくてはならない。

今は特に時の流れが速いし、ヒット商品の賞味期限は

短い。

当初のビジネスモデルに拘らず、改良に改良を重ねて

どんどん変態していこう。

コスナー

 
業績が低迷してくると目ざとい社員は次の転職先を探し出す。

幹部社員のAも最近動き回っているらしいとの情報が入った。

得意先の社長がスポンサーになって会社を立ち上げると言う。

後継者として考えていた人物だ。

誰かが間違いなく入れ知恵をしているとわかった。

この状況で会社を辞められると手がまわらない。



ついに辞表がでた。

辞めてどうするんだ。

会社を立ち上げます。

そうか。

ご苦労だった。

今まで頑張ってくれてありがとう。

かろうじてその場を取り繕ったが。



辞めて1週間後、得意先から電話が殺到した。

お宅の営業部長が新しく会社を立ち上げたので取引をしてくれときたよ。

なんと。

会社の内部事情を熟知しているAは手当たり次第に会社の顧客をあたっているらしい。


今の会社は私が15年前に立ち上げた会社だったが、Aは創業間もない頃、勤めていた会社が

倒産したので雇ってくださいと飛び込んできた人間だった。

当時には珍しい実直で根性のある男だった。


かなりショックを受けたが、人は生き方がそれぞれだから自分で経験していろいろ学んでいくしかない。

正道をはずした独立は必ずどこかでつまづきがやってくる。

一番手っ取り早いようだが、一番危険な独立の仕方だ。

小さくてもコツコツ積み上げていく中で、自分なりのスタイルを築いていってほしかったのだが。



ともあれ、離脱者がでる可能性も否定できない。

ここはしっかりとしなければ。

次から次と押し寄せる困難。

事業とは次々と押し寄せる困難を解決していくこと。

必要として与えられる試練なら、それを真摯に受け止めそこから何かを学ばなくては。

乗り越えられない壁は絶対にない。

自分次第だ。




これはその当時の自分の日記だが、幹部社員の裏切りというのは

どこの会社でもありうることである。

できる社員であればあるほど。

上記の例に対処するには、予め誓約書で競合避止義務をうたって

おくことである。

同じ業界での起業に関し、ルールを設けておくのである。

特に売上関係は企業の存続にかかわるので、営業部長など

重要なポストにある社員に関しては手を打っておいたほうがよい。

また、優秀な社員は辞めるときが必ず来ると心に定めて

経営をする。

治にいて乱を忘れると必ず足元をすくわれる。

すべて社長の責任だ。

言い訳は通用しない。

コスナー

 





およそ事業とは困難の連続である。

谷底に落ちたときにその人の真価が問われる。

あらゆるものが自分から離れ、孤独に陥り、己の弱き心が現れる。

が、決して落胆することなかれ。

不遇の時にこそ見えるものが必ずある。

周りの反応を冷静に分析してみると良い。

損得勘定で付き合っていた友人は真っ先に姿を消すであろう。

表面上の心配をしてくれる友人は多いだろうが、頼むに足らない。

一番大切にすべきは良いことも悪いことも真剣になって諫言してくれる友人で

ある。

前田利家が信長に追放されたとき、親身になって諫言、守ってくれたのが

柴田勝家であり、森可成である。

また、自分の心を省みるいい機会でもある。

不遇に到った原因が必ず存在する。

そのときの自分の心に油断がなかったか、驕りがなかったか、私欲がなかったか。

冷静に省みるとき、再起への道が開けてくるものだ。

誰しも不遇の時代はあるものだ。

逆になければそれほど怖いことはない。

そのときにどう考え対処したか、真価が問われるのである。


コスナー

今日も笑顔と感謝の気持ちを忘れず、幸せの種まきを

していきます。