教員の母親と摂食障害になった娘さん。愛着障害の哀しみ | 本当の自分を生きるシンプル人間学®

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教員(特に女性教員)さんの家庭ではお子さんとの関係がよろしくない場合が多いのですが、私が知りあった方の中にも、とても心が痛くなる方がいました。

 

その方を仮にAさんとします。

 

Aさんはご両親とも教員。

お父様は小中どちらか忘れましたが最終的には校長先生に。

お母様は小学校の教員をずっと。

 

そのような両親のもとで豊かに贅沢に暮らしていたそうです。

 

高校卒業後、専門知識を身に付けるために上京。

暫くして拒食症発症。

食べれなくなったのです。

体重も26キロまで落ち、地元に戻り入院。

 

しかし、その時のお母さんはそんな娘さんが邪魔というような発言を連日していたそうです。

それでも何とか回復し、再び上京し自力で生計を立てていました。

 

かなりの年数が経ち、お父様の病気をきっかけに地元に戻りましたが、お母様は相変わらず。

とうに定年も迎えていましたが、自己中心的な考え方も行動も変わらず。

 

高価な服や靴で自分を着飾ることばかりで、夫の世話もしません。

病院行くよりデパート、お買い物、的な日々。

しかたなくAさんがお父さんのお世話をするのですが・・。

 

 

そんなやり取りの中で私が気づいたのは

 

完全な愛着障害で、その後遺症として、人を信じることが出来なくなっていること。

愛着障害ゆえの摂食障害と、人間不信。

人間不信なので、私が手を差し出すことも出来ず、でした。

 

 

先生という立場に立つと、特に女性の場合は

「先生の子どもなのだからいい子に育てなきゃ」から

「いい子でいてくれないと私が困るの」へと進み、

そのために子どもさんを追い詰め、苦しめることがあるのです。

 

お子さんへの接し方が生徒さんたちへの接し方と同じになり、いつも「ああしなさい」「こうしなさい」と指示を出していて、お子さんの気持ちを考えることのない日々。

お子さん自身は寂しい気持ちをいつも我慢している、親の顔色を見て、怒られないように怯えながら過ごし、拠り所、安心できる場所の無い状態が続いてしまうことになるんですよね。

 

このAさんのお母さんは、(Aさんが早い時期に諦め、自立したので)やりたい放題が続けられ、お母さんにしてみれば好都合でしたでしょう。

(Aさんにはお兄さんもいましたが、お兄さんは早々に両親とは関わりを持たない暮らしをし、お父さんの看病や介護にはほとんど関わらないようにしていたようです。ゆえにAさん一人での対応を背負うことになったのですが)

 

しかし、一般的には、親御さんの方がその後のお子さんに苦しめられることになることが多いです。

『いくつになっても自立できないこの子をどうしよう』などと。

 

結局、自分に返ってくるんですよね。

現に、Aさんも「(母に何かあっても)母親の世話はしたくないし、しないと思う」と言ってました。

 

学校という職場では、教員という立場ですが、

自宅では、母親。

自宅で教員をやるのは間違いです。

 

 

こんなことがあり、

「女性の教職員の方々にお話し(講演)させてもらいたいな」と人に語ったおよそ2時間後、『女教員組合』から講演依頼のお電話をいただいたのは懐かしい思い出。

 

ご自分のためにも、お子さんのためにも、間違った接し方や育て方とならないように願います。

 

おまけ

なぜか学校関係は縁が深いようです。

教員や元教員の方との出会いも多く、サポートも何人もさせていただいています。

学校へ出向いての講演も何度もありますしね。

 

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浅妻 正永未(あさつまさとみ)

 

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