今回は以前にも紹介した”Chicken Soup for the Soul”の中のARE YOU GOING TO HELP ME?からの抜粋。

 

このエッセイは要約すると、1989年に襲ったサンフランシスコ大地震の後、息子との約束 “No matter what, I’ll always be there for you.(何があっても、お父さんは必ず君を助けに行くから。)を守って、多くの人が止めるのを振り払い、ひたすら一人、素手で掘り続け、48時間後に潰れた校舎の瓦礫の奥から息子を救い出したという、父親のお話。彼の息子も父親を信じ続けて「お父さんは必ず助けに来てくれる」という希望を失わなかったという親子の両想いのtrue love story

 

もし、自分が全てを失い、目の前に広がる廃墟を前にして、彼のような一心不乱の信念を持ち続けることができるのか?The country of great earthquakes, Japanに住む私としては、このお話は他人ごとではありませんでした。

 

では、ここから本番。地震に関連した、ネイティブ英語の表現のレッスン開始。

①「地震により、街の建物はほぼ全壊した。」

破壊するdestroy』と直感的に置き換えるのが、日本人。「地震」を主語にして、” The earthquake destroyed almost all the buildings in the town.” これでも意味は十分に伝わります。でも、ネイティブは視覚的イメージを利用してこんな表現を使っていました。

“In 1989 an 8.2 earthquake almost flattened Armenia, killing over thirty-thousand people in less than four minutes.”

建物を破壊する』を表す英語を見つけることができましたか?『flattenなんと一語で、一瞬で街の様子が目の前に広がる表現を使っていました。では、この英語を使って、①の文を英語で表現してみましょう。

The earthquake almost flattened the town.

短くなりましたね。

 

②「あなたは他の人を危険にさらしているのですよ。」

父親の行為は、終わってみれば美談でしたが、その最中、ひたすら寝食を忘れて掘り続ける姿はちょっと異様。②の文はそれを見咎めた警察官の言葉です。一見簡単そうですが、英語で危険」の部分をどう表現するか、となると結構頭を悩ますところです。

It’s dangerous. (それは危険です。) 

The man is dangerous.(その男は危険です。)

の形容詞『危険なdangerous』はここでは使いづらい言葉ですし

 

では、息詰ったところでネイティブの英語から正解を探してみましょう。

A: “Fires are breaking out, explosions are happening everywhere. You’re in danger. We’ll take care of it. Go home.” 

B: “You’re angry, distraught (=取り乱して) and it’s over. You’re endangering others. Go home. We’ll handle it.”

紛らわしい表現が混ざっていましたが、探せましたか?正解は

You’re endangering others.

You’re in danger.の方は、「君は危険な状態にさらされている。」という意味です。