”Onna Rashikku( Like a Woman)” からの抜粋#3。
初めて日本を訪れた若きアメリカ女性の感じた「カルチャーショック」について述べられている部分を取り上げてみたいと思います。
① I take pride in developing the independence and autonomy from my upbringing.
アメリカの教育の目的はの一つはself-esteemつまり自尊心を育むこと。「自分に自信を持つことができるように」子供を大事に育てていきます。Dr. Ogulnickはアメリカ育ち。その結果『from my upbringing = 私の生育環境から』『independence = 独立心』と『autonomy= 自律性』が芽生え、心に備わった、それを『誇りを感じている』と言っています
「私は独立心と自律性を高める環境の中で育ってきましたが、それに誇りを感じています。」
② The Japanese have the new set of expectations, the less virtuous qualities of being young, weak, and dependent.
日本の社会が女性に期待すること、それをDr. Ogulnickは「若くて、か弱くて、従順な」というしおらしい物腰であると観察しました。それを『less virtuous qualities=徳が高いとはいえない特性』と評価しています。
「日本人は若くて、か弱くて、従順であるという立派とはいえない特性を期待しています。」
日本の学校でALTとして働き始めた彼女の心の中に、「私はアメリカ人だ」というプライドと「日本の文化に早く溶け込みたい」という必然の願望が共存しています。この二つの気持ちは相反しているので、心の中で葛藤してしまいました、これが「カルチャーショック」。彼女は当時のこの心の状況をこう綴っています。
… there was a distinct feeling of loss involved. It was a persistent tug and pull between the independence and autonomy I had taken pride in developing from my upbringing, and the new set of expectations I perceived the Japanese had that I acquired what I considered the less virtuous qualities of being young, weak and dependent.
「… 明らかに喪失感を伴いました。私が育った環境の中で育まれ誇りに感じていた独立心と自律性という特質と、その対極にある若くて、か弱く、従順であれというあまり立派とは考えられない特質を私が身に着けるようにという、今までに私が経験したことのない期待を日本人が抱いていると私は感じ、その期待感とプライドが両極で常に綱引きをしていました。」
長くて複雑であるため、意訳です。解りづらいので、彼女の主張を短くまとめてみましょう。
③ The feeling of loss was a persistent tug and pull between my American pride and new expectations from Japanese.
「喪失感は私のアメリカ人としての誇りと日本人の新しい期待の間で常に綱引きをしていた。」
『tug and pull』は知る人ぞ知る『綱引き』。何か相反するAとBという感情が行ったり来たりするというという比喩的な表現として使われます。
では、最後にちょっと応用して英作文…
❥ 「私の彼に対する感情は愛と憎しみの間で常に綱引きをしています。」
My feeling toward him is a persistent tug and pull between love and hate.
簡単ですね。Way to go!
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