前回は『...なんて妄想しました。』という英語、I fantasized that ... を紹介しました。
fantasy=ファンタジー はよく使うのになぜか-izeをつけただけなのにfantasizeは認知度が低い。残念です。この記事を読んでいただいた方、ぜひ広めてくださいね。
ところで、日本語ではよく使うのに、日本人には使いづらい言葉にはfantasizeの他にも-izeで終わる動詞が結構あります。
前回と同じ映画で恐縮ですが、『her/ 世界でひとつの彼女』の前半、エレベータの中での同僚同志の会話。その中でもう一つ、-izeで終わる動詞が使われています。
「私達の生活では時間もエネルギーも限られている。」と言った後に続けて述べられた、短いセリフ。
It is so important to prioritize.
瞬間的に、意味がわかりましたか?
『prioritize=優先順位をつける』
つまり、「(生活の中で)優先順位をつけることはとても大切なことだよね。」と言っていました。
priority=プライオリティーはカタカナ英語として日本語化しているのに、prioritizeの動詞の方は日本人が使っているのをあまり聞いたことがありません。ぜひ、使ってみたい便利な言葉です。
たとえば、「彼はいつも家族を優先している。」と言いたかったら
He always priotizes his family.
「物事に優先順位をつけるべきだ。」と言いたかったら
You should priotize the events.
「仕事に...」ならthe events をtasksに代えて
You should priotize tasks.
ちなみにprioritizeの発音はカタカナで「プライオリタイズ」。オを強く発音すると英語らしい響きになります。
そのほかに、ふと頭によぎる日本人には使いづらい-izeで終わる便利な動詞、それはminimize。
『minimize =最小限にする』という意味で、お堅いビジネス英語ではよくみかける表現です。
「我社は支出を最小限に抑えなければならない.。」なら
We should minimize our spending.
と表現されます。
では、日常会話ではどうでしょう?例えば、友人があなたをきゅっと睨んで
Don’t minimize me.
なんて言われて、何が不満で怒っているかわかりますか?
「私を最小限にしないで。」では意味が通じません。
ここでは『minimize = 軽視する、みくびる』の意味で使われています。
つまり、「私の(言った)ことを甘く見ないでね」くらいの意味になります。
わずか3語で友人の内に秘めた不満が語られたわけです。
よく、英語は短いほど、良い英語だ、と言われます。でも、短い言葉で真意を語るときには有効な心に響く言葉を使わなければ不明瞭な不可解なメッセージで終わってしまいます。
まずは、ぜひ-izeで終わる3語 fantasize / prioritize / minimize をあなたのボキャブリャリーに加えてちょっとネイティブの響きのある英語で会話をはずませてください。
