しかし、目のレンズに焼きつけていた為、今でも鮮明に覚えている。
そんな景色を見ながら千歳に近づいてきた頃急に、雲行きが変わってきた。
札幌と千歳では天気は真逆になる事がよくある。
札幌が晴れていても千歳は雨とか、
千歳が晴れているのに札幌は雨という風に…。
一度バスで移動している時、道が濡れているところと、かわいている
所がはっきり境界線のようになっている所を見たことがある。
それも中々見れない光景だと思う。
ゴルフ場についてお茶を飲み軽くサンドイッチを食べながら様子見。
私達の他にも何組か様子を見ているパーティがいた。
うーん…ガラス越しに見えるコースを見ながら一人が言った。
よし行ってみようか！
ハーフくらい出来るだろう！
取り合えずホールへ出た。
頭上には青空がでている。
しかし前方、後方とも真っ黒な雲が迫ってくるようだ。
後方の雲には綺麗な虹がかかって、こんな光景も見たことがない。
これは絶対１８番まで空模様が持たないだろうなぁ。
天気の事ばかり気になってスコアは悪い。
なーんて、もともとまだ始めたばかりの頃なので良い訳がない。
最初の頃はフェアウェイに飛んだことがない。
ラフか木の中、しまいには隣のコースにまで行って
プレイをしていた。 仲間は私を探してしたらしい。
皆に迷惑をかけないように、打てばアイアンを
２～３本持って走る走る。
よく、こんな下手くそを誘ってくれるものだ。
でも下手は下手なりに迷惑をかけないよう必死だった。
皆はその一生懸命さがけなげで、全然邪魔には
なっていないと慰めてくれた。
しかし一年後にはスコアが１１１迄上がってしまった。
たまたま女性向けの優しいコースだったので、ラッキー！
不思議なことに，難しいコースでも意外とスコアがまとまるようになった。
何故か、１００を切る事なくゴルフはやめてしまうことに…。