私は、超スーパーウルトラ晴れ女。
だいたい旅に出る朝は雲一つない真っ青な空が私を歓迎してくれる。
そんな時は、飛行機も飛んでいるのか飛んでいないのかまるで止まって
いるのかな?と勘違いするくらい静かーに飛んでいる時が多い。
そしてだいたい楽しい思い出が残る旅になっているのです。
私が晴れ女と気が付いたのは20歳代の後半だった。
ある秋ゴルフに誘われた。
東京から良く出張で来ているお客様だった。
もしかして台風にぶつかるかもと、心配しながらもその日がやって来た。
現地に行って雨だったら止めて美味しいものでも食べて
帰ってこようと言う事になり、朝5時くらいに迎えが
やって来て取り合えず千歳の方に車を走らせた。
その途中雨どころか、東の空は雲ひとつない空…。
そのうち真っ赤に燃えた太陽が地平線から昇り始め、畑の霜が
とけ蒸発をはじめ、鶴が二羽骨休めをしている。
まるで墨絵のような、幻想的な風景が広かった。
なんて、綺麗な光景なんだろう。
まるでエアースポットに迷い込み、幻覚でも見ているのかしら…。
見えているのは私だけ…! ではない証拠に皆に声をかけた。
皆、朝が早かったせいか、運転手意外は寝ぼけている。
ねえ、見てみて!
と東の空を指差し素敵だから…と一人で
騒いでいたのを思い出す。
その時代はデジカメもなく、携帯もなく
持っているとしたらバカチョンカメラ!
それもゴルフバックの中に入っていた為、証拠写真を
撮る事が出来ず非情に残念な思いをした。