雄国山・雄国沼 春 | blueのブログ

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ずっと気になっていた裏磐梯の雄国山を歩いて来ました。ヤマレコで見附けたご家族とお仲間がこんなに楽しそうに歩いた雄国山ってどんなとこだろう・・と。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5302849.html

実は3月末に予定していたのだけれど、飲み過ぎて準備が億劫になったり家族に花見ドライブ要求されたりですっかり雪が解けてしまった。パッキング後の最終チェックを邪魔するワンコも。お誕生日にケーキ買ってあげるからどいてちょ。

扇大橋から首都高。『深夜便』スタート。アンカーは『チコちゃんに叱られる』の森田美由紀アナ。『深夜便ビギナーズ』は藤井隆さんでテーマは『春といえば』。東北道を走ると星が見えていない。高気圧に包まれる今日を選んだのに。それにしても福島って遠いのね。00:20大谷PAで休憩。やはり早池峰や朝日に行った頃より歳をとってるのか。ちょっと仮眠。磐越道へ。道の駅猪苗代には車中泊のクルマがたくさんいて自動点灯のヘッドライトは気が引ける。雄子沢川登山口の駐車場にはトイレがないので裏磐梯ビジターセンターで仮眠。星空は綺麗だがやはり春の空。今日は暖房無しでもシュラフ二重で暖かい。ぐっすり眠り04:55起床。温々から出られず5分だけ二度寝。頑張って起きて朝の支度を済ませ登山口駐車場へ。何故かyamapはスタートせず。スマホ本体では電波無いとスタートできないのか?ヤマレコだけでスタート。雄子沢川沿いの道は雪がすっかり消えている。ちょっと進んでみるが倒木や低木だらけで歩けそうになく夏道へ戻る。熊注意!夏道でも沢音が凄い。雪解けです。登山道に雪が現れ始める。岩と土と落ち葉と雪のちゃんぽん。時折ポールが引っ掛かりキャップが心配。見れば既に一つ無くなっている。残った方も外してショルダーポケットへ。登山道を傷付けないようできるだけ石や落ち葉に突きながら進む。今日はシャツを夏用にしたが暑い。ザックを下せる場所が無く1028m地点でようやく乾いたところで小休止してフリースを脱ぐ。ハイドレーションをセットして来て正解。ついでに塩飴。暑いので足攣りが怖い。徐々に雪が増えるが小さな沢は雪が切れているので石の上をコケないように慎重に渡る。広い谷にテープがほとんど無いしトレースも見えない。沢伝いに詰めれば雄国沼とは分っていても山頂への分岐から逸れたくないのでGPSに頼る。PROTREKがこんなに活躍するとは。踏み抜きも要注意。ワカンを着けるほどではないけれど膝に負担が掛かる。これではコースタイム稼げないな。根気よく歩き気付くと美しいブナの森の中。谷の斜面には春らしい根開きの群落。遠くからゲラのビートが聞こえる。暫く登ると前方に木の杭が見えるので行って見るが何の表示も無し。西に進めばいずれ登山道に出るはず。雄国沼と雄国山への分岐の看板がやっと見つかる。よーく見ると夏道らしき凹みに沿ってトレースらしき土汚れが伸びる。先ずは雄国沼を見に行きましょう。歩くと足下からせせらぎが聞こえる。雪の下が暗渠のようになっていて雪解け水が元気に流れている。春ですねぇ。ここで踏み抜いたらえらいことになる。

https://youtu.be/zzwpIlG2BTU?si=gitKH8r6NsxwXAtP

木立の向こうに休憩舎が見える。夏道では沢の対岸がどか雪で渡れず、えらく遠回りして雄国沼休憩舎に到着。春の日差しでポカポカ。沼の氷は薄くなっており青味がかっている。立派な小屋ですがカメムシが多数落ちている。トイレを拝借。ベンチに座り沼を眺めながら大休止。江戸時代にこんな山奥で灌漑工事が行われたとは意外。湖畔を散策してから看板まで戻り山頂へ。ここからは何故か新しめのトレースあり。休憩している間に何方か先行されたのか。ありがたいことです。靴のサイズは同じぐらいだが歩幅がぴったりなので女性ハイカーではなかろうか。夏道を辿る必要は無いので自由に進むトレース。直登したかと思うと左右に折れて偶に夏道と交差しながらグイグイ高度を稼ぐ。ルートファインディング苦労されているよう。一応自分でもGPSで再確認しながら進む。冬季限定ルートで下山するつもりで来たが、登りでこれでは下りは更に道が分かりづらいはず。下手にブッシュに突っ込んで痛い思いをするのも嫌だな。稜線に出る。まだ所々雪があり返って踏み抜き安い。北に真白き飯豊連峰登場。懐かしき本山から御西岳への稜線。素晴らしいお花畑だった。辿り着けなかった大日岳。右手に磐梯山が徐々に姿を現す。その先で雄国山頂の展望塔が間近に見えてからが意外にキツイ。最後の斜面を登れば先行の方が居るかと思ったが無人。既にラビスパか雄子沢川登山口に下られたのか。雄子沢川登山口へ下るルートは根開きが続き歩き辛そう。

展望塔の階段に陣取りアンパンマンパンを食べる。何と平和な春でしょう。陽光の下に広がる喜多方の町の向こうの飯豊山が何とも愛おしく感じられる。

https://youtu.be/JTn9-EyBpvw

あれだけ積雪があると切合小屋から見えた熊はまだ冬籠り中だろうか。安達太良山、箕輪山、東西吾妻山、グランデコ、飯豊山、御西岳、大日岳、越後の山々、日光ファミリー辺り、猫魔ヶ岳、そして磐梯山、檜原湖、雄国沼・・・。磐梯山側は木立でクリアな写真は撮れず。展望塔は老朽化で使用禁止だが上ったらもっと凄い風景だろうな。ヤマレコのファミリーが登った日はこれほど見通しは効かなかったようだが、とても楽しそうにしていたのは納得。あんな小さい女の子がしっかり登って来たとはエライ。それにしても春山ってこんなヌクヌクだったか。山は季節によって千変万化だな。予定より1時間早いけど来た道を戻るとなると倍時間が掛かるはず。コンロ持って来たけれど早めに下りましょう。暑いので塩飴追加。下りは基本的に自分のトレースを辿るが重力加速度のお蔭で登りより踏み抜く頻度が増える。牛殺山の山頂もすぐそこに見えるが登り返す気力は失せ谷に下る。分岐の看板からブナの森へゆっくり進む。木の根元に小さな花が顔を出している。もうすぐ君らの季節ですな。今シーズンの雪道はこれが最後かも知れず名残りを惜しみながら歩く。ポールのキャップを付けようかと思うくらいに雪が消え始めた辺りで二人連れの男性ハイカーが登って来た。トレッキングシューズにスパッツなし。私の足周りを見て「この先はずっと雪ですか?」「ワカン着けるほどじゃありませんが踏み抜くので疲れます」6時間歩いてやっと出逢った二人。あの靴では休憩舎まで行くのも辛いだろうな。私は結局片足ずっぽりの踏み抜きは登り1回、下り1回だったが、その他の踏み抜き数え切れず。静かな森を抜け二つ沢を渡って、雄子沢川の沢音が大きくなってきたところでポールにキャップを付ける。バイクの音が聞こえて来ると間もなく登山口。お疲れ山。

VOXYのようなカーテンが無くなったので着替えは手早く。先ずはコンビニへ。酪王ミニ牛乳200mlを一気飲みしながらネットでお土産を探す。裏磐梯レイクリゾートで会津山塩バウムクーヘン、ごま味噌煎餅、山形の赤い宝石(さくらんぼジャム)をゲット。旧猫魔ホテル時代に泊まったことがあるな。ホテルを借景にシエンタ君と磐梯山をパチリ。ビジターセンターでトイレ休憩。観光客で結構賑わっている。こちらからは西吾妻山の登山口、グランデコのスキー場がハート型に見える。樹氷が懐かしい。さて、直帰には少々早いので中央分水嶺の中山峠を見に行きましょう。

本来は阿賀野川に流れる猪苗代湖の水を阿武隈川側に運ぶ安積疎水の分水嶺破り。大変な工事だっただろう。残念ながら旧中山峠は通行止め。トンネルを抜けて郡山側に東京電力リニューアブルパワー 沼上発電所なるもの発見。人工のようだが見事な滝。旧中山宿は微かに宿場町の面影あり。桜が見ごろで少し走った高司神社(たかつか神社)も見事。郡山インターに向かう。磐梯熱海温泉ってここだったのか。喜多方の方にあるのかと思ってた。コンビニでコーラを買って昼食。冷やし中華を買ったが「只今ななチキがお得で~す」のお姉さんの声にたんぱく質は大切だよなと手が伸びてしまった。東北道は制限速度が100km、80km、50km、120kmと目まぐるしく変わる。コネクティッド保険なので速度オーバーはご法度。ステアリングスイッチとは言え面倒なことこの上無い。加速が遅れると後ろがイラつくようだ。『あ、安部 礼司』誰にでも普通に優しくできるって凄いこと。カーシャインプラザ北千住で洗車機&下回りジェット洗浄して帰宅。

さて、もう一回ぐらいスノーハイクをするか新緑を見に行くか迷いどころの季節です。

 

2024年4月14日(日)

 

2240 自宅発               16℃

2250 セブンイレブン台東谷中6丁目店

0230 ビジターセンター

0450 起床                 5℃

0625 雄子沢登山口駐車場発         8℃

0740 1028m地点 大休止       10℃

0835 休憩舎着              18℃

0855 発

1000 雄国山山頂着            22℃

1040 発

1210 雄子沢登山口駐車場着

1250 セブンイレブン裏磐梯店

1315 裏磐梯レイクリーゾート

1450 セブンイレブ郡山喜久田店

1850 カーシャインプラザ 北千住

 

588km

 

2006 万世橋GS 29.90l 603.4km 20.54km/l