市場が予想する株価変動の大きさに応じて価格が上下する「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)先物」が27日、大阪証券取引所に上場する。取引 時間は午前9時から午後3時15分まで。流動性を維持するために野村証券などがマーケットメーカー(値付け業者)になる。大証は相場急変時のリスクに備え る商品として、主に機関投資家の利用を見込んでいる。

 日本経済新聞社が算出する「日経平均VI」に連動する仕組み。日経平均VIは先行き30日間に日経平均株価がどれだけ大きな値動きをするか の予想を指数で示す。ヨーロッパ、アメリカにも同様の指数がある。株価の下落リスクが高まるとVIは上昇する傾向があり、市場心理を映す指数とされる。


 先物の上場で投資家はVIの特性を実際の運用戦略に生かせるようになり、リスク回避手段としての需要があるとみられている。

パナソニックは23日、太陽光発電とリチウムイオン蓄電池を連携させる住宅用のシステムを開発したと発表した。3月21日に受注を始める。太陽電池で発電し た電力をためることができ、停電時には照明、冷蔵庫など最低限必要な設備を2日間ほど維持できる。計画停電など電力不足に備えた需要は大きいとみており、 2012年度に1500セットの販売を目指す。

 「住宅用創蓄連携システム」は容量が4.65キロワット時のリチウムイオン蓄電池(希望小売価格は121万8千円)と、太陽電池と蓄電池の 電力を制御する装置(パワーステーション、同67万2千円)で構成する。太陽電池と蓄電池を連携する住宅向けシステムは珍しいという。昼間発電した電力を 蓄電池にためておき、夜間に使えるようになる。


 太陽光の発電量が多い場合には家電を動かすと同時に充電できるため電力の利用効率が向上。電力会社からの電力供給が途絶えた際に分散電源としての実用性も高まる。

伊 藤忠都市開発は25日、災害時に断水しても自前で飲料水を確保できるマンションを発売する。断水時には太陽光パネルで発電した電力で井戸のポンプを稼働さ せる。平常時は発電した電力を共用部の照明や空調に使う。同社の防災・環境面での取り組みを示す旗艦物件として売り出す。

 物件名は「クレヴィア千川」(東京・板橋、63戸)。敷地内に井戸を掘り、断水時には屋上に設置した太陽光パネルで発電した電力で井戸のポンプを稼働させる。普段は井戸の水を緑地の散水に使い、非常時には専用の機器でろ過して飲料水として利用する。


 太陽光パネルで発電した電力は平常時は共用部の照明や空調のほか、電気自動車(EV)の充電器に充てる。このほかマンホールトイレも備え、災害時には敷地内のマンホール上に便器とテントを仮設し、トイレとして利用する。


 販売価格は広さが70平方メートル前半の物件で、4000万円台後半から5000万円台後半となる見通し。建物は2013年1月下旬に完成する予定だ。