500平方メートル以上の新規の建売住宅地区を主な対象にする。都内でこのような制度を導入するのは初めてという。第1号として、5月に一部発売する区内の住宅分譲地を認定した。
33項目で評価する。項目ごとに点数を付け、合計が75点以上の場合に認定する。評価項目はハード面では「死角をつくらない見通しを確保し た植栽」「カギを二重にし、オートロックを採用」などを、ソフト面では「門灯や夜間灯を一晩中、点灯」「登下校時に子供の見守りを実施」などを盛り込ん だ。
専門家らによる認定委員会が評価する。まず開発計画の段階で書類を審査する。ソフト面は住民と取り決めを結ぶなど、守ってもらうことを前提に入居してもらう。建設完了後、職員が現地に行き、計画が実行されているかを確認する。
開発事業者は販売時に「防犯設計タウン」に認定されたことをPRできる。完成後、希望があれば区が認定看板を掲げる。
このほか認定地区には区がパトロールを定期的に実施する。まちづくりの専門家を無料で派遣したり、防犯カメラの設置代の一部を補助するなど安心して住めるまちづくりを支援する。
第 1号はポラスグループの中央グリーン開発(埼玉県越谷市)が開発中の3万2000平方メートルの分譲地「パレットコート六町東京ココロシティ」。最寄り駅 はつくばエクスプレスの六町駅で、206戸の建売住宅を建設する。ポラスと購入者が門灯や玄関灯を夜間中つけておく「灯りのいえなみ協定」を結ぶ。フェン スを低くするなど、街のなかの見通しをよくする。
区はこの認定制度を自治会単位で防犯対策に取り組もうとしている既存の戸建て住宅地にも広げる考え。ソフト面の取り組みに多めに点数を配分するなど配慮する方針だ。