タコテンヤ | kamiの創作工房

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富士の麓で自営で建築業を営んでおります。座右の銘は「やる前から諦める奴が一番つまらない人」 
今日も当たって砕け散る多趣味な 父ちゃんの 中途半端なブログ

本日 予報通り雨 仕事 休みなので 工房で


タコテンヤ 作ります。 (タコを釣るルアーで浜より投げる用)


リピーターの方がいて 毎年、夏前に発注が来るのですが

今年は  まだ (もういらないのかな) でも  なので 数個作ります。


興味のある方 簡単に作れるので 参考にしてみてください。


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今回使う材料は ヒバ・タモ 両方とも工場にあった破材。

ヒバ は水に強く木が柔らかいため加工がしやすいです

タモ は固い木でヒバより比重が有ります。傷になりにくい


木種は色々試しましたがリピーターの方は あまり釣果に変化はないとの

ことですが 海へ投げ入れた際 テンヤがしっかり 上を向いて落ちるのには

関係が有り この2種のみ 使っております。

逆さに落ちてしまうと 針が大きいため 巻き上げた瞬間に海藻や石に

根掛かりしてしてしまい 終わりになるのを防ぎます。


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寸法加工 前側は斜めにカット この角度は お風呂でヒモを付けて引いてみて 

いい角度を探しました。根掛かりしにくく 水の抵抗も一応考えて有ります。

釣りの際 巻き上げる速度は 人が普通に歩く程度 の早さとのことです。


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重りを入れる部分の 穴開け 12㎜のダボ切りで12㎜の深さで掘ります。

綺麗に真四角に掘ることもできますが 木と鉛がすぐに外れてしまうので

わざと 突起部 ができるように○穴をあけます。

鉛を流し込むと 釣りのオモリでいう 20号 になります。(多少の誤差はありますが)

重さは リピーターの方の要望で重さを決めました。


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針は 町の個人経営の釣具店で購入 1本42円で その釣り具屋さんの

オリジナル品 大きさが 3種類 ある 中間サイズです。 
この針 良くは解りませんが リピーターの方 曰く いい仕事するそうです。


[初めてよくわからないで買いに行った時の釣り具店主人の話]

本当は ステンレスの方が いいのは解るが うちは鉄製のメッキ加工品

理由は 根掛かりして なくしてしまっても 錆びて無くなって しまうからねぇ

ステンレスでは そのまま残るから 海水浴なんかで 人に刺さったりすると

危ないからね・・・針の曲がりは こだわってるから 試しに使ってみて・・・・


”自分のことだけではなく 他人や環境とかも考えよう” って事かなァ

 うーん こんな話聞くと私みたいな人間は これしか使えなくなってします。


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さて オモリです。 これナマリ板 防音ボードに付いていた物で これも破材

溶かすと接着剤が溶けてナマリと分裂しますが 廃物利用してます。

ちなみに釣り具屋さんに売ってる普通のオモリでも溶けますよ。


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本体後ろに穴をあけて 針を通し 針の位置を決めて 固定

針元が曲げてあり ナマリを入れ固まると 針が固定され動かなくなります。

写真は一個ですが たくさん作るときは並べておいて一気に作ります。


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ナマリを細かく切り 溶かします。 ガスコンロで温めるとすぐに溶けます。

入れ物は 100均セリア の 軽量カップ。


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ナマリを流し込みます。 やけどに注意 

不純物だけ鍋に残り 綺麗なナマリだけ流れます。(なんでだろう)

カップを 少し曲げて 流し入れやすく しておくのをお勧めします。


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熱が冷めるまで15分程度待ちます。



次回に つづく