1台目の修理から少々間が空いてしまいましたがお次はジャンクSDD-3000を復活させる修理です
そうそう、1台目の修理を掲載してから時々SDD-3000の修理依頼のお電話を頂くことがあります...(^▽^;)
バイク修理などの業務と同様に 〈 修理 楽器 〉 と掲載していることが誤解を招いてしまっていることのようで誠に申し訳ございません
楽器の修理の方はあくまで趣味的な要素で掲載しております
古い機材など興味のある方と情報共有などできればと思い掲載しておりますので何卒ご理解の程よろしくお願い致します(*^▽^*)
それでは修理再開~
改めて点検するとヒドい状態です...(^▽^;)
おおまかな修理詳細は・・・
欠品部品の補充、スイッチ類の操作不能・接触不良、定期的なノイズ、レベルメーターの誤表示など
その他バッテリーのボタン電池仕様に変更、そして前回修理の結果を考慮すると電解コンデンサも全て交換しておきたいところです
まずはリチウム/ボタン形電池仕様に変更。手持ちのSDD-3000は全てボタン電池に交換してあります
ボタン電池は3V、マニュアル記載のバッテリー電圧より0.6Vほど不足しますがプログラムのメモリは問題なく保存できている状態です。電池の入手、液漏れ・基盤の腐食などを考えるとオススメです
参考にして交換する場合は自己責任でお願い致します
電源基盤はバッテリーの液漏れで焼けて腐食している状態です
点検したところ基盤はかろうじて生きているようです。AC配線部分のハンダなど溶け落ちていたので一緒に修正しておきます
電解コンデンサも同時に交換完了しました。とにかく音が出せる状態まで直していきます
そしてこちらは下のデジタル基盤。こちらの基盤にも欠品ICの取り付け、ジャンクで購入したD8255AC-5のお試し交換をすることにします
以前に電解コンデンサ液漏れによりダメージを受けていそうな基盤回路も点検します
電解コンデンサも全て交換、フラックス洗浄して完了です
この処理だけでは定期的なノイズは直っていないと思われますが一旦これで終了します
スイッチ類などもいくつか欠品しておりますが...(;^_^A
とりあえずこの状態で出音を確認します。確認方法は今回からパソコンの音源で店にあるステレオから出力して確認することにします
この方が常時確認できて作業が捗りそうなので(*^▽^*)
結果は・・・やはり定期的なノイズは消えてませんでした。レベルメーターの誤表示も直ってませんね...そして新たに現象追加です(゚_゚i)
プログラム変更の 『 ・ 』 がランダムに点きます。確認すると本体にちょっとでも振動が加わると点く状態...
各部を点検するとどうやらフィルタのスライドスイッチの接触不良のようです。スイッチをちょっと揺らしただけで点きます
イン、アウト共にフォン端子の接触も悪くて音が途切れたり大音量になったりします
接点関係は全て清掃、グリスアップしないとダメなようです
今日の成果はプログラムが記憶できるようになったぐらいか...(;´Д`)ノ
次回も乞うご期待!!(*^▽^*)