KORG SDD-3000 発振 異音など 修理 その2 | コスモサイクル の修理日記

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それでは前回からの引き続きで修理していきます


現象が重複しておりますがまずは暴走発振から・・・


幸いジャンク品が1台眠っているのでそれを引っ張り出してきます


修理方法は手っ取り早くどの基盤が原因なのかジャンクの基盤と差し替えて変化を確認したいと思います


基盤は上、下、電源部分と大きく分けて3枚に分かれています


このジャンクには何回か助けられていて修理に協力してもらっては欠品部品が増えてしまっている状態で...何か申し訳ない気もして今回は同時進行でこれも修理することにしました


修理詳細をまとめると・・・
・1台目 暴走発振、ディレイの返りの異常、出音の音質、レベルメーターの誤表示など
・2台目 ジャンク。欠品、ボタン操作不能あり。定期的なノイズが乗る、レベルメーターの誤表示など

まずは上の基盤から差し替えることにしました。ジャンク基盤の欠品をとりあえず現行の代替品で間に合わせて組み付けることにします


そして動作確認・・・変化なし、普通に現象出ますね...


最近では安定してすぐに暴走してくれるので故障が容易に確認できます(^▽^;)


続いて下の基盤。こちらはジャンクの基盤の方で前回故障していたICが拝借された状態です。また定期的なノイズが発生する故障が直されていないままの状態です


こちらも現行の代替品のIC、欠品部品を取り付けてから現象を確認することにしました


基盤を本体に組み付けて動作確認...5分ほど経過しましたが暴走しません。そのかわりに定期的なノイズを放ってくれています(;´▽`A``


30分ぐらい放置しても暴走発振しないので原因は下の基盤で間違いないようです


放置している間に配線図を確認しながら考えることに・・・


発振で想像するのがフィードバックのツマミを回した時ですね。何かこの辺が制御できてないような気がするんです。フィードバック量が変われば当然プログラム変更を示す点も点きます


そんなことを考えながら追っていくと何やら怪しい箇所が・・・なんとなく迷路


これは前のモジュレーション不良の時と同一のICのような気がしてきました。このICが元々弱いのか、負担が掛かる箇所なのかわかりませんがツマミ関係の入出力は全てこのICが関わっているようです


オリジナルのICで修理したかったのでジャンク基盤から同規格のICを外して組み付けることにしました。どうだろう...現行代替品で交換した方が耐久性あるのかな...(^▽^;)


ICを基盤にハンダ付けして本体に組み付けて動作確認。暴走発振も無くなり一番上の画像のようなレベルメーターの誤表示も無くなったので一旦持ち帰ることにしました


程度の良い個体と比べてみます


音質はダメでした...ディレイタイムもロングにしていくと返りが相変わらず異なります。そして何回か電源を入れ直しているとレベルメーターの誤表示が再び...(^▽^;)


直ったのは暴走発振のみのようです。本格的なテコ入れ修理が必要なようですね。


これジャンクの修理も入れたら長引きそうだな...気長にのんびり修理していくことにします


次回は再修理からですね...(ノ_・。) 乞うご期待!!(*^▽^*)