本日の修理車両はホンダ ジャイロキャノピー です。不具合の現象はエンジンに力がない、特に上り坂などの負荷がかかった時に上っていかない、また走行中に常時ハンドルがブレるとのことです
さっそく試乗をさせて頂くとスタートした直後からすでにハンドルがブレてます...(;´▽`A``
30km/hぐらい出そうものならハンドルが暴れちゃってスゴいです...もともとリアヘビーな車両ですけど根本的にそういう問題ではないですね( ゚ ▽ ゚ ;)
とりあえず試乗できる状態ではないので店に帰ることにします(;^_^A
フロント回りを浮かせた状態で点検するとアクスルナット、ショック固定ボルトのゆるみ、ステムのガタなど不良な箇所がいくつかあったので修理します
このあと再度試乗をしましたが先ほどの状態とは比べ物にならないぐらい安定したのでハンドル回りの修理はこれで一旦終了します
試乗してエンジンの不良箇所も同時に把握できました。負荷がかかってもクラッチが変速しませんね(^▽^;)
エンジン左側からは異音も出ている状態でした
左側ケースカバーを外すと汚れや削れた切粉がスゴいですね(;^_^A
ケースカバーにセカンダリシーブの外側が当たって削れた切粉のようです
シーブは溶接部分から割れてしまっています。これでは変速しませんね...(;´▽`A``
その他にも消耗している部品は交換させて頂きます
エンジンの清掃をして部品待ちのため本日は終了することにします
外側の汚れはスロットル部分の緩みですね、混合気が滲んで汚れていたようです
不良箇所の部品を組み付けてクラッチ系統の修理も完了です。クラッチシューなど再使用できそうな部品は修正して組み付けてあります
作業中にこのような目に付いた部分も安価でできそうな箇所は修理しておきます。時々お見受けしますが結束バンドは使用しないで下さいね(*^▽^*)
組み終えて試乗を終え修理完了です。平地で58km/hぐらいで上り坂の加速も充分、ハンドルも非常に安定しているので満足頂けるかと思います(*^▽^*)
試乗する前に天気が怪しかったので急いで修理したんですけど・・・
これ屋根付いてるんですよね...忘れてた...(;´▽`A``