本日の修理車は HONDA ディオ 2サイクルの初期型です
懐かしい車両ですね...発売されて25年ぐらい経ちますかね(*^▽^*)
現象は長期放置による始動不能、放置前から不具合のあったヘッドライトの灯火不良などです。また途中から年式の古い車両ならではの不良箇所が細々出てきます(;´▽`A``
まずは始動不能の修理からです。分解していくと所々部品が異なることに気付きます
エンジン、キャブレターなどそれぞれ他の車両部品が流用されて組み込まれていますね(;^_^A
スロットルワイヤーは固着しているようです。無料の範囲でインジェクター修正を施します。取り回しにも問題があってワイヤーがカウルに挟まれている状態でした
キャブ、インマニ合面のO-リングは2つとも真っ平...こちらは交換することにします
キャブレタ内部の分解清掃、オートチョークの作動確認を終えて組付けます
キャブレタを本体に組み付けてエンジンは問題なく始動しました。しかしここで問題発生です...灯火類が何も点きませんね...(゚Ω゚;)
当然、完全放電しているバッテリーは交換している状態です
メインスイッチ手前の赤線を確認しますが...12Vきてませんね。バッテリー端子との導通確認も行いましたがやはりどこかで断線しているようです(;´▽`A``
ワイヤーハーネスを点検するので外装は全て取り外します。まずは見た目で怪しかったステップ下辺りを点検しますがハズレでした(;^_^A
次なるは、やはり分岐する部分が怪しいと思い確認することに
ここはレギュレターに分岐する部分ですね、粉が吹いててものすごく怪しそうですよ( ´艸`)
やっぱりココでしたか。結線部分は朽ちてますヾ(@°▽°@)ノ
線が古くて酸化しているのか付きが悪いですね。はんだで確実に結線してハーネステープを巻いて完了です
メインスイッチ手前までは電源がくるようになりましたが今度はメインスイッチがダメでした...(;^_^A
ONの部分に多少ガタがあってガタの部分をカギで揺さぶると導通しません。ホンダは非分解なので隙間から接点復活剤を注入して修正します
オートチョークの電源・バッテリーの充電電圧・電流を点検して完了です
ライトの不灯火は端子接点の交換修理で完了しました(*^▽^*)
これでやっと修理完了です。掲載を省略した箇所もまだ幾つかあって年式の古い車両ならではの不具合が所々見られましたね(;^_^A