パクリ パクラレ | YMOとかPerfumeとかテクノ系?

YMOとかPerfumeとかテクノ系?

音楽全般、てきとうに

過去のことなので、細かい部分の記憶があやふやですが・・・。
でも大枠では、ほぼ間違いないです。



昔というか、90年代初頭。
テレ東の朝の番組で、「モーニング○○○」という、バラエティ色のつよい番組がやっていた。

その番組で、ある日、あるコーナーが始まった。
進行は、番組男性キャスターとコーナー担当の二人。

で、とある題材を募集するので、よろしくねと。
で、まず1回目なので、サンプルとしてこんなのねと。

まず最初に、日本のアーティストの、ある曲をながす。

そして、続けて洋楽のある曲をながす。

この2曲が、よく似ている。

そして、それを見ながら、
2人が、「うひゃひゃひゃひゃ、この2曲、そっくりじゃないですか~。」と、馬鹿笑い。(してた記憶が。)

ようは、「よく聞くと似てる曲!」というコーナーを始めるよ。
で、視聴者に、みんなが知っているパクリ、パクラレ曲を大々的に募集します!
番組までドシドシ連絡してね!ということ。

その放送を見ながら固まる私。

今の時代だと、ネットなどで、うんざりするほど情報があふれている、テレビ局と芸能事務所の関係。
それで、今よりは情報が少ないとはいえ、
20年以上前でも、やはりそんなのは、ある程度常識。
みんな知っていること。

まず、その嘲笑のターゲットになったのが、当時も今も日本のトップに君臨しているといっても
過言ではないあるグループの曲。
いきなり、そこから攻めるか?というかんじ。

他のテレビ局では、NHK含めて、そんなことはできないだろうと率直に思った。
でもテレビ東京はやっている。
なぜできるのか?
冷静に考えながら、テレビ東京て、まともな音楽番組やってねーな。
演歌系さへ敵に回さなければ、他の局と違って意外と大丈夫なのかな?
いやでも・・・。

いきなりトップを攻撃したので、もう怖いものはない。
これから、順番に全方向の日本のミュージシャン、アーティストに攻撃を開始するわけで、
そんなこと、本当にやるのか?
恐ろしすぎるなテレビ東京・・・。
と、ただただ驚愕。

とはいえ、「パクリ、パクラレ曲」は、当時大好きだったので、
本当にやるなら、このコーナーは欠かさず、チェックせねばと思った。

そして、次の日だったか・・・。(記憶があいまいだが・・・。)
意外な展開というか、ある意味想定内の展開が待っていた。


番組内で、キャスターが、苦渋の表情で、神妙にある事を話し始めた。

昨日告知した、「パクリ、パクラレ曲」のコーナーは取りやめ。
募集も中止するとのこと。

特に理由は言わなかったような・・・。

あ~。
なるほど・・・。

当時、中止になったであろう原因が三つ浮かんだ。

① ターゲットになったアーティストのファンからの批判・苦情。

② コーナー自体、番組スタッフの暴走で、放送後に知ったテレビ東京上層部が、
アーティスト及び、日本の音楽業界に忖度して、止めるよう圧力をかけた。

③ ターゲットになったアーティストの所属事務所から、
「なんすか?あれ?どういうことすかテレ東さん?」と問い合わせがあった。

もしくは、上の3つが同時進行。

即中止という素早いというか早急な対応をとっているので、
まあ番組に関係する誰もがよくよく考え直したら、「これはあかん」ということだったんだろう。

そうだろうね。
テレビ局が音楽業界を敵に回していいことなんて無いしね。
主題歌もないドラマはしまらないし。(洋楽でもいいかとも思うけど。)


今やネットで、いくらでも出てくる「パクリパクラレ曲」。
すごい時代になりました。



その時、番組で紹介された「パクラレ曲」。