トレーダーの独り言は
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一ヶ月ほどお休みしていましたが
新しいアドレスで心機一転、
また書き込みを始めます

どうぞ宜しくお願いします

原油相場は週明け早々大騒ぎ
アラスカにある全米最大の油田が
生産を全面停止するかもしれないとの
ニュースが流れたからだ。

原因は油田と輸出港を結ぶパイプライン
腐食や油漏れが見つかり、
そのほとんどを取り替える必要があるという

一日で2ドル以上値が上がるのも無理はない

このパイプライン、敷設から既に29年経っているのだが
設計当初は耐用年数を25年に想定していたという。
別に耐用年数を過ぎたらすぐにガタが来るわけではないが、
少なくともそのタイミングでチェックはしていて当然のところ。

25年目といえば2002年、
まだ原油価格が20ドル前後で低迷、
石油メジャーもコストカットに追われていた時代だ。
地理的にもかなりコストのかかりそうなチェックを
後回しにしていたということか。

ところで、パイプラインを所有するBPは
昨年も死者が出る製油所の爆発事故を起こしており、
これで2年連続のお騒がせとなった。
昨年の事故も、メンテナンスの予算カットが原因といわれている。

こういったのはアナリストにとっては
ネタが出来てありがたい話だが、
死者が出たり油漏れで環境が汚染されてはたまらない。
BPにお限らず、史上最高液を出している各石油メジャーは
これを気に施設を徹底的にチェックしてほしい。
一躍「時の人」となっているボクシングの亀田興毅選手、
実は私と同じ大阪は西成区の出身だ。

問題となっている世界戦を実際に見たわけではないが、
判定にまつわる騒動はボクシングに限らず
どんなスポーツでもあること。

にもかかわらず判定への批判が続出、
マスコミがこれだけ騒ぎ立てるのは
彼に負けて欲しかった人が
よほど多かったと言うことだろう。

別に同郷だから彼の肩を持つわけではないが、
「ああ、また日本人が出る杭を打ち始めたな」
というのが正直な感想。

確かにこれまでの言動に似合うだけの
スーパースターのようなパワーは出ていなかったようだが、
いくらなんでも、実力が無いものはチャンピオンにはなれない。
彼自身も「もっと練習してもっと強うなる」と言っているのだから、
まずはそれを見守ってあげればよいと思う。

早いうちに再戦して、そこで実力を証明すればよい。

実力も無いくせにおおボラを吹くのも考え物だが
少しくらいはホラを吹くくらい、目標を高く掲げておかないと
人間なかなか成長しないもの。

背伸びをする人間の足を引っ張ることだけは
そろそろやめにしようではないか。

イスラエルとイラン

真っ向から敵対するこの二つの国が
国際社会の呼びかけに対し
ほぼ同時に”No”を突きつけた。

イスラエルはレバノンに対する地上戦を
拡大する意向を明らかにし、
国際社会の停戦要求を撥ね付けた。

イランは国連安保理で核開発の
中止を求める決議が出されたことに対し、
核開発は自国の権利と、これを無視する構えを見せている。

振り返れば正月早々にイランの
アフマディネジャド大統領が核開発の再開を宣言、
それを追うようにイスラエルのシャロン首相が倒れた。
年初のこうした動きが、まわりまわって
今の状況を作り出しているということだろう。

最悪なのは、この2つの動きが一つの
大きな衝突につながること。
それだけは絶対に避けてもらいたい。

原油価格が100ドルにならなくてもいいではないか


イスラエルとヒズボラの戦闘は
停戦に向けての国際的な協力がないまま
どんどん深みにはまっている。

レバノン南部への空爆はとどまるところを知らないが、
市場ではもう既に日常的な行為と判断されたのか
特に相場が反応することもなくなってきた。

戦闘といえば
首位決戦で3連敗という離れ業を
あっさりとやってのけたタイガース。

現時点の戦力ではどう見ても相手が一枚上、
そういう相手に力勝負を挑むからこういう結果になる。
戦いでは戦力よりも、最後は戦術がものをいう。
ゲリラ戦を良しとするわけではないが。
岡田監督ももう少し手がないものだろうか。

ただし、マーケットにはゲリラ戦は通用しない
大きい相手には、逆らわずに付いていくのが一番だ。
市場における戦いでは、勇ましく討ち死にしても
誰もほめてくれないのだから・・・

実は先週から日本に出張していた

今回はスケジュールも詰まっていた上、
夜の飲み会の相手もかなり猛者ばかり。
当然ながら、あっという間に一週間が過ぎてしまった。

いつもの築地のうどん屋の他、
うまい日本酒を色々と試させてくれる店にも
連れて行ってもらったし、食の面では相変わらずの充実振り。

もちろん仕事もしっかりとこなしてきた。

唯一の誤算は、この天気。
予定ではもうすっかり梅雨も明けて
夏空の下でうまいビールでも飲もうかと
企んでいたのだが、結局はほぼ毎日雨。

出張中だから着替えも十分に持っていないし
靴が濡れても替えることも出来ない。
そういえば5月に来たときも雨ばかり、
1月にはセミナーの日に大雪が降った。

どちらかというと、晴れ男だったのだが
異常気象には勝てないという事か。
昨日は月一回恒例のよそうかい

普段はたわいもない話で盛り上がることが多いのだが
今回は何故か真剣な相場談義になった。
日々相場を張っている連中も多く
彼らとの話は毎回大いなる刺激になる。

その相場は、地政学リスクのオンパレードになってきた。
イラン、北朝鮮、インドの列車爆破、イスラエルのレバノン侵攻・・・
これだけ揃えば、原油も金も上がらざるを得ない。

ただ、こうした国際的な緊張状態は
いつまでも続くわけではない。
仮にイラクのときのように最悪の事態(戦争)まで
突っ走ったとしても、
そこで決着がついて終わりだ。

相場が盛り上がるのも、夏の間だけだろう。
今日の日経には、日銀がゼロ金利を解除すると
大きな見出しがついていた。
これガ本当なら、国際的な金融引き締め傾向が
ますます鮮明になる訳だ。

ちなみに、私も含めよそうかいのメンバーも多くが
8月のFOMCも利上げをすると見ている。

地政学リスクがどこかへ行った後
残るのは高金利という現実だけだったら・・・

猛烈ななポジションの縮小が見られるだろう。

そういえば、福井総裁はゼロ金利解除を決めて
辞任するとかという噂もあるらしい。


ワールドカップはイタリアの優勝でおしまい

チャイナタウンに近いリトルイタリーや
イタリアンレストランの多く集まる一角は
お祭り騒ぎになっていた

フランスのサポートには申し訳ないが、
イタリアが優勝すれば良いと思っていた。
フランスが勝っても、たぶん大騒ぎはないからだ。
そのあたりはお国柄の違い。

NYにいると、こういうときに国際都市を実感する。
ブラジルの優勝時はもちろんそうだったし、
今回は出場していないが、アイルランドが
優勝しても町中のパブが大騒ぎになるはずだ。

ドイツ、ウクライナでもどの辺りに行けばよいかは見当がつく。
日本だったら、イーストビレッジのあたりになるのだろうが、
私が生きている間にそういうことはあるのだろうか。
忙しさにかまけて更新をサボっていると
あっという間に一週間、二週間とたってしまう

光陰矢のごとし

時間は一瞬たりとも無駄に出来ません

あっという間と言えば、原油市場
あっさりと史上最高値を更新してしまった

原因はガソリンの供給不足
二週間ほど前に起こった
ルイジアナでの原油流出事故による
製油所への水路閉鎖が響いている。

北朝鮮がテポドンを発射したから
という理由をあちこちで見かけるが、
いくらなんでも考えすぎだろう。

まあ、最後の一押しくらいの貢献は
したかもしれないけど。

メディアというのはどうしても
派手な理由をほしがるもので、
ついつい書きたくなったのだろう。

惑わされてはいけません。

それにしても、いったいどこまで上がるのだろう・・・
原油は連日の高騰

材料となっているのは、ルイジアナ州の
製油所で起こった原油流出事故。
タンクから油が漏れ出し
タンカーなどが通る水路が閉鎖されたのだ。

テレビで事故現場の中継をやっていた。
てっきり作業船がオイルシートなどを使って
油の回収作業でもしていると思っていたのだが
特に何もしている様子はなかった。
あのまま油が拡散するのを待つのだろうか。

映像を見て思ったのが、水路の狭さ。
あんな狭いところをタンカーが行き来しているのは
少々意外でもあった。
聞くところによると、水路の外で待機している
タンカーの数は、何十隻にも上っているという。
こりゃ、再開されても、スムーズに原油の
荷揚げは行われそうにない。

どうやらしばらく高止まりしそうな感じだ