【X'masナイト】 湯殿にて…
(投稿者:あんまん様)


私は牧場をやってる両親の元で獣医をしていることにしよぅかな←かなりの照れが(*/□\*)

そこになぜか瀕死のチュホンを連れたヨンが木々の間からワープしてくる♪

逆シンイですね~♪

天穴が仏像では無いですが

私、一生懸命チュホン治します♪

えぇえぇ♪

そこで地主の悪いぶっさいくが私を狙いにやってくると…

そこんとこはヨンが超強いので守ってくれるはず!

まぁヨンがかなり汚れちゃったのでお風呂に入れてあげるんですけど…

現代のバスルームはわからないヨン…

呼ばれて手伝って恥じらってバッシャーンと(笑)アハアハアハ(*/□\*)

でもってしっかり致したい?

そりゃも~

しっかりちゃっかり致したい?

手拭いではなくタオルと桶が…

一緒に行こうと言われて迷わず←迷えよ?着いて行くけど…(「こわいか…」って聞かれたい♪)

天穴は私だけ入れてくれなかった…←24時間じゃなければ食いついてでも着いていきたい(T▽T)


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あんまん様のクリスマスナイト

いつも楽しいメッセージありがとうございます

いいですね、逆シンイ
愛馬チュホンの危機に、天門をくぐって、現代にやってきたヨンでしょうか

お、ということは、あんまんさんは、馬医ですね。見ましたか、ビョンフン監督の作品「馬医」。馬のお医者さんがテーマのお話でした。

ちなみに、狙いにきた、ぶっさいくと、たぶんお付の悪党達。ヨンに鬼剣で、バッサリ、バッサリ殺(ヤラ)れてしまう可能性がございます

そのままだと、あんまんさんが、数日後に、お縄になる事間違いなしです。すかさず 「私のために殺し合いはやめて~ 」と叫びましょう

それとも、自ら機転の利くヨンは、峰うちでバッサバッサかしら?もちろん裾はひらひらとなびかせて、あんまんさんの手を引くヨンですね

湯殿での

バッシャーンと、アハアハアハが、気になって、気になって眠れなくなりそうです

素敵なお話ありがとうございました


湯殿にて

「あんまん殿、そこにおりますか?すまぬ…よく使い方が分からぬのだ」

「えっ?」

「その…どのようにして、これらの物を使えばよいか…」

どうしよう…

シャワーの蛇口とか、言葉で教えてあげても分からないよね…

あぁ、私ったら、馬鹿、ちゃんと事前に説明すべきだった

「あっ、開けるね、いいかな?」
「すまない、お願い致します」

ガラガラ

「キャッ」

ちょっ、なっ、何で
あそこを隠してないのよ…

あんまんは、直視できずに、頬を染めて、目を逸らす

「ちょっ、ねぇ、チェ・ヨンssi。その…そこを少し隠してくれない?」

「そこですか?」

あぁ、ここの事か…

くすくす

あんまん殿は恥じらっておいでなのか…

言われるままに、たおるとやらを腰に巻きつけていく

俺は恥う姿に愛しさを覚え、何だか悪戯な気持ちになってくる…

「はい、石鹸、手拭、桶ね」

「この、せっけん、手拭と、桶はどのように使うのですか?よく分からぬのだ、体を洗うのを手伝ってくれぬか?」

「へっ?」

「どのように、それらを、使うのか…あんまん殿が、試しにやって見せてくれ」

うそ?

高麗の人って、手拭と桶の使い方も分からないわけ??

「本当に分からないの?」

「この顔が嘘をいっておるように見えますか?」からかうように、くすりと笑う

チェヨンの、その曖昧な表情に、あんまんの胸がトクンと音をたてる

やだ、どうしよう…

何その顔は

ドキドキしちゃうじゃない

この牧場を潰そうとする、あの憎いぶっさいくから私を守ってくれた

この人は、すごく強くて、まるでドラマのヒロインになったみたいだった

トクンっ、トクンっと、あんまんの胸が音を鳴らし小さく鼓動する

石鹸の泡をふわふわに立てて、手拭にそれを乗せてあげる

「はい、これで洗ってね」

手拭をそっと手渡すあんまん

「洗ってくれぬのですか?」

乞うように微笑みかけるチェヨン

冗談かと思ったら本気なの?

やだ、洗うだなんて

恥ずかしい…

だけど、この人の体に触ってみたい…

やだ、私ったら、何て事を考えているの…

でも、でも、この人から目が離せない…

あんまんは、チェヨンの体にそっと触れた

チェヨンの体に、その刺激が走る…

始めは、ちょっとした、いたずら心だった

頬を染め恥じらう姿に、俺としたことが、胸が高鳴った

思えば、あんまん殿を、あの不細工な悪党共から救ったあの時から…

俺は、この方から、目が離せなくなってしまったのかもしれぬ

あんまんは、逞しいチェヨンの体を、優しく石鹸を滑らせ洗い上げていく

これ以上はまずい…

我慢がきかなくなる

このようなこと

止めねばならぬ

止めさせねばならぬ

「あんまん殿、もう上がりましょう」

「えっ?まだ途中よ」

それ以上、あなたの指先を感じれば、俺は…もう自分を、押さえられなくなるかもしれぬ。これ以上は…堪えられぬ

チェヨンは桶に湯をすくうと、体の石鹸を流し落とし

「すまなかった、もう行ってください」

チェヨンは優しく礼をして、あんまんに優しく微笑みかけた

あんまんは、胸のドキドキを、チェヨンに悟られないように、俯きながら、足早で出て行こうとする

はぁ、はぁ、緊張したぁ

その時…

「キャーーー」

あんまんは流れ落ちた、石鹸に足を滑らし、湯の中に落ちそうになる

とっさに、チェヨンがそれをかばい、抱きかかえるように、湯の中に二人倒れこんだ

二人の視線が絡み合う

あんまんは、抱えあげられた自分が恥ずかしくて、思わず目を瞑ってしまう

すると…

柔らかな感触を感じる

チェヨンの唇がそっと押し当てられた

えっ?

うそ…

嘘でしょ…?

「あんまん殿…あなたに魅せられてしまったようだ。今、この場であなたを抱いてもいいですか?」

えぇ!!!

そんな直球?

そんな風にストレートに言われたら、断れる女がどこにいるのよ

あんまんは、ちろりと目を開けて

こくこくと頷いたのだった


あんまん様へのお礼です
本当にありがとうございました


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【X'masナイト】 一夜の想い
(投稿者:WIND様)


私はこの国一番のキーセン

男どもが私の体を求めて毎夜毎夜現れる 

けれど心を与えてもいいと思えるような男には今まであったことはない 

あの方に会うまでは

あの方は婚約者を亡くした痛みに苦しんでいた 

心をなくしたあの方は一夜の憂さを私で晴らす 

ただそれは肉欲だけの悲しい逢瀬  

あの方が激しく求めているのは私ではないけれど

私はそれでも構わない 

どんなにめちゃくちゃにされようと

あの方の気が晴れるなら私の心も晴れるから  

たった一夜の逢瀬でもあの方に受けた情は忘れられない 

これから後はあの方の忠実な密偵となってあの方の為に生きていく

なんちゃって(///∇//)  妻や恋人ではなく

一夜の相手を選びましたヨン

で 激しく求めてもらうんだ(〃∇〃)


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WIND様のクリスマスナイト

一夜だけでも、チェヨンの心の支えとなって、その身を捧げたい…WINDさんのサンタさんからのプレゼントのお話でした

恋人関係とかになっちゃうと、24時間後に訪れる辛い別れが現実に…なれば、キーセンになってヨンに抱かれるとは

そして、激しく求められて、めちゃくちゃにされようと企んでいるわけですか、ふむふむ奥が深い…

WIND様さすがです

そして、24時間という制限を忘れて、
”あの方の忠実な密偵となって”生きていく

ちゃっかり、チェヨンとの関係の延長も、しっかり盛り込んでいますね、アフターケアこちらも抜かりない

ルール違反をこそっと、やってのけるとは!さすがWIND様。あわよくば、また… 何て、駄目ですからね(笑)

素敵なお話ありがとうございました


妓楼を振り返るチェヨン

あの女人…

何故だ?

何故このように…

俺の胸が騒いでおるのだ…?

振り返ってはならぬ

あの女はただの妓生ではないか

一晩限りの逢瀬であったはず

それなのに、何故だ…

チェヨンは沸き起こる

その、胸のざわめきに

その女人と過ごした時を思い返す

ふっ…

そうか…

昨晩、あの女人を…

俺が抱いたのではない

俺があの女に抱かれたのかもしれない

寒く凍えそうだったはずの胸の…

温まりを感じるチェヨン

もう、二度とここには来るまい

俺は、どっぷりそのぬるま湯に…

浸かってしまうやもしれぬ…

チェヨンはしっかり向き直り

前をみて歩き出した



WIND様へのお礼です
本当にありがとうございました

*WIND様ですが、訂正版をと…まったく違う感じのを、もう1つ投稿してくれています。こちら面白いのでそのまま掲載させて頂きました


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おはようございます
りおです

今日が、もしもチェヨンがクリスマスプレゼントされたら、妄想の投稿最終日となりました

募集しているのは
「チェヨンに24時間でしてほしい事の妄想」「チェヨンに言って欲しい台詞」の2つです

みなさん是非、こんなことして欲しいを、どしどしお寄せくださいませ

こちらのメッセージ欄で気軽に書いていただくのでも構いません

たくさんの台詞が集まっています

登録数に制限があって、後少し増やすことが可能ですので、良かったら何か思いついたら教えてください

チェヨンに言って欲しい台詞

【重要】 まだ項目の準備段階なので、投票はしないでください。参考に閲覧のみでお願いします


すでに皆さんから「言って欲しい」ご希望を頂いた分は、反映しおります

こちらを同じく、22日の23時59分まで募集します。メッセージで送っていただくか、コメント欄で投稿してもらっても構いません

ドラマ中で出てきた萌え台詞で、抜けがあったら教えてください

1行台詞なので、お気軽にどうぞ


本日のテーマ写真:


X'masのプレゼントはこの男


こんにちは
りおです

シンイでXmasナイト 」
を開催したいと思います

2014年のクリスマス。サンタさんが恋する乙女、あなたの家にやってきた。贈り物は「チェヨン」その男性。

なんと、何と、ドラえもんの、「もしもボックス」もセットでついて来てます

今ならどんな願いも叶います。役柄や詳細の設定、シチュエーションも何でも

皆さんの最高の妄想を教えて企画

問い合わせがあり、チャン先生など、他のシンイの登場人物の方でもオッケです。キチョルと恋とか、うけ狙いはダメ。本気でキチョルドキドキなら可


色々な設定は自由。現代に来てもらうのでも、高麗にいくのでも。もとから高麗に存在するのでも。イムジャになるのでも、あなたそのままでもOK

たった1日のチェヨンとの時。あなたはチェヨンと、どんな一日を過ごしますか?

書いていると、間違いなく、ニヤニヤと、おかしな萌え萌え気分になってきますので、周りの方に怪しまれませぬようご注意くだされ

参考例
(何でもOKなのであくまで参考まで)


好きなシチュエーション
チェヨンにして欲しい事
ドラマのワンシーン
言って欲しい台詞
今流行の壁ドン、顎くい、床ドン、バックハグ、柱ドン etc.
Rな展開のストーリーで、一夜限り夜を共に過ごすもOK

つまりは何でもあり

ワンシーンだけでもOKですし、ちょっとした短編?っていうくらい、24時間を綴って頂いてもよいです。一緒に居られる時間は、たった1日。24時間です。

夜24時の鐘と共に、皆さんが天門に吸い込まれてしまうか、現代に来ているとしたらチェヨンが天門に吸い込まれてしまいますので…それで永遠の別れ

こんなチャンスはめったにない、ヤリタイ放題、書きたい放題、書いたもん勝ちです

既に書いて下さっている方たちもいるので、10件、20件は集まるかなと思います。もっと集まればうれしい

みんなが、心を籠めて願った、自分とチェヨンとの1DAYラブストーリー。萌えないわけがありません


 お申込み方法 

【注意】お話リクエストではありません
みなさんの、ご自身&チェヨンとの妄想の世界を、そのまま掲載する企画です

応募頂いた内容をすべて
12月24日~25日に掲載いたします
掲載はニックネームでOKです


りおに直接メッセージを送って下さい
*申し訳ございませんが返信はできません


投稿頂いた内容は全て掲載させて頂きますので、掲載される旨を、ご了承の上ご応募くださいませ。掲載は、教えて頂いたニックネームで行います

掲載されるのは、アメブロで利用している、ニックネームではなく、今回書いて頂いたニックネームですのでご安心ください


投稿締切:
12月22日 23時59分


1.ニックネーム
2.チェヨンにしてほしい事

もし、ラブラブなシチュエーションをご希望の場合は、FC2の限定記事で掲載する場合がございます。これは、R小説?ってくらい、めっちゃ具体的でもOKです。目がチカチカするくらい、濃厚すぎる場合はご相談させてください(笑)

短編ばりのフルストーリ、下記のような簡単な詳細をお書き頂く、やってほしい事、言ってほしい台詞集、シチュエーションなど、すべて自由表記可


例その1)
友達以上で恋人未満のチェヨンと私。ウダルチの広場で、ウダルチの面々とはしゃいでいる。その姿を見て苛つきながら、無言で部屋に入ってしまう。能天気な私は、その視線に気づかず、テジャン帰って来たわ♪と部屋を訪れる

「戻って来たのに、何で声をかけてくれないの」とふて腐れる私。その言葉にカチンとくるチェヨン。他の男と楽しく過ごしているところなんて見たくなかった。イムジャは俺の気持ちなど考えておらぬのだ…

だんだん苛立ちが我慢できなくなり。「何よ、むすっとしちゃって」と部屋を出ようとする私を、後ろから手を引き壁に押し付ける。両手を壁に繋ぎ止めて、無理矢理、想いのまま口づけされる

例その2)
街でチェヨンと食事をしていた私。口げんかをして、お店を飛び出す。街の外れまで来たところで、刺客が私に襲い掛かる。もう駄目だと思った時に、チェヨンが登場。私の手を引いて、バッサバッサと斬り倒していく。(王妃様を王宮から救った時のように)

「あなたは本当に手のかかるお方だ、俺からもう絶対離れないでください…」と頬に両手を添えたのち、ぎゅっと抱きしめられたい


例その3)
俺から3歩以上離れないでくれと、後ろから抱きしめられたい

例その4)
「手間のかかるお方だ」といいながら、頭をぽんぽんとされたい

例その5)
一日中、閨にこもって色々したい (*色々は具体的でも…具体的でなくても(笑))


例その6)
「あなただけしか見えぬ」
「恋慕っております…」
「あなたを前にして、これ以上我慢できません」

などなど、言ってほしい台詞。複数回答、何個書くのよってくらい盛りだくさんでも


例その7)
過激なのもどうぞ…
嫌がる私を無理やりてごめに…。床に押し倒されて…欲望のままに(笑) etc.

例その8)
ウダルチに新しく入ったイケメン隊員と、私を本気で争って剣の勝負をしてほしい
結婚式をあげる(もちろん初夜付)

みなさんの乙女心…
どうぞ教えてください
りお



*お話の中に、チェヨンと、りおがデートして等と、名前入れてしまった場合はそのまま掲載となりますので、ご注意くださいませ。私とかイムジャとしてもらうのが無難かと。

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本日のテーマ写真:


そのような物は好かぬ


今日こそは、何でかなのか訳を聞いてみよう!ついに、そう思い立ったウンス

「ミンスさんちょっといいかしら」

「奥様どうなさいましたか?」

声に気づいたミンスは、料理する腕を止め、ウンスに振り返った

「その…私ずっと気になっていて…うちの料理には、何で人参が食材に使われてないの?あるわよね人参?」

「えっ?」

「今日でもう、1か月よ。何でかなって、ずっと気になって…」

ある時、おかしい事に気づいた。

私は気になって、それから指折り数えていた。今日で、もう1か月が、経とうとしていたのだった

くすくすとミンスが笑う

「その…旦那様がお好きでないので」

えっ?
予想外の答えが舞い戻ってくる

「ヨンァが?」

ミンスの答えに、びっくりしたウンスからは、素頓狂な声がでる

「幼い頃から苦手だったようですよ」

ミンスは、おどけたように笑ったのだった

やだ、信じられない

あの人に、苦手なものがあったなんて

β-カロチンにビタミンA、食物繊維にカリウムだって含まれちゃう

栄養たっぷりの、人参が嫌いだなんて、好き嫌いする、子供じゃない

この時代にサプリなんてもちろんない

体が基本の武士でしょ?

駄目よ、好き嫌いなんて

日ごろからの、食事から摂る、栄養摂取が大事なんだから

人参は25大アレルゲンでもないし、おそらくだけど単なる、好き嫌いね

私はもう、あの人の、妻だもん。ちゃんとね…あの人の体のコンディション整える事も考えないと

ふふっ、そう思うと、照れくさいような…

自分でも、まだ慣れない「妻(つま)」の響きが心地よい

よーしと、張り切る妻ウンス

「今日は料理に、人参入れてくれない?」

「よろしいのですか…?」

「嫌だなんて私が許さないから大丈夫」

私は厳しい妻よと、ウンスは腰に両手をあてて、フンっと威張って見せた


その日の夜

あっ、やだ

やっぱり避けているじゃない

本当に、人参苦手なんだ…

「ねぇ、ヨンァ。ほら、それよ、それ。それもちゃんと食べてよ」

「それとは何です?」

ウンスの突然の指摘に、チェヨンは目を丸くさせ、何の事だか分からぬといった風に小首をかしげる

「人参ちゃんと食べてよ」

「えっ…」

「人参はね、その中に、栄養がた~っぷり含まれているのよ」

「…人参は…好かぬ」

「ちょっと、好かぬって。ダメよ、ちゃんと食べなさいよ」

「好かぬと言っておるだろう」

むむむっ、ドクターの私に、そんな言い訳が通用するとでも思うの?

「ほら、あーんして」

ウンスは箸でとった人参を、チェヨンの口許に運んだ

しかし、チェヨンは、すました顔をぷいと背け、しれ~としている





あ~、逃げたわね

「んっ、んん?ほら、あーんしてってばぁ。ねぇ、ヨンァ~」

唇をぷくっとさせ、ちょっと甘えたように、可愛くねだってみるウンス

「要りません。そのような物」

そのような物って…

おねだり作戦、この手でも、駄目なのね…

まぁ、ヨンァったら、どうしても食べないつもりね

「ちょっと、駄目でしょ、せっかく作ってくれたのに」

「要らぬと言ったら、要らぬ!」

鬱陶しそうに、箸を手で払い、また顔を横に背け、ふて腐れるチェヨン

本当に子供じゃないんだから…

高麗の大護軍ともあろう人が、人参を食べれないなんて笑っちゃうじゃない

いいわ、今日は諦めてあげる
リベンジはまた明日よ

絶対あきらめないんだから!


次の日の夜

「腹がすいておらぬのだ」

やだ、呆れた…

「ちょっと、何よそれ。今ご飯一緒に食べようって座ったじゃない」

お腹空いたような顔してたくせに

「腹がいっぱいなので、今宵は、副菜だけ頂くことにします」

「はっ?ちょっと、ヨンァ、ご飯よ、ご飯。ご飯もちゃんと食べてよ」

「要らぬ…」

やだ、この人ったら、何としても食べないつもりね。本当に頑固なんだから

ウンスのアイディア料理、高麗風チャーハンを一口食べたチェヨン

しかし、その後から、それを口にしようとしなかった

その日の昼間、私はミンスさんに頼んで、ある料理を作ってもらった

ソウルにいた時、仲良かった友達が、よく言ってたのよね

人参をなかなか食べてくれない、子供のために、細かく刻んで、チャーハンやハンバーグにするのよって

「えっ、奥様、今日もですか?」

「そう、こうなったら、絶対あの人に食べさせようと思って」

「でも…全部残されておいででしたよ」

「そうなのよ…だからね、ミンスさん。今日はこまかーく刻んで、たくさんの野菜と一緒にお米と炒めてちょうだい」

卵やチャーシューは無いけど、チャーハンみたいにすれば、あの人だってきっと…

しかし、そんなウンスの工夫もむなしく、チェヨンは…断固として人参入りのご飯を食べようとしなかったのだ

やっぱり、駄目か…
お手上げかしら?

何かないかしら…
うーん、いい方法ないかな




あっ、そうだ!
その手があったわね


次の日の朝の事

「ヨンァ、愛妻弁当よ」

ウンスがチェヨンにお弁当を渡す

「”あいさいべんとう”とは何ですか?」

くすくすとウンスが笑いかける

「私の愛情が、この中にたーぷり詰まっている、お弁当って事よ」

訝しげな顔をするチェヨンに
無理やりお弁当を持たせたウンス

先に出仕する、チェヨンの背中を見つめて、ウンスは呟いた

ふふふっ…

あの人ったらどうするかしら?


チェヨンの帰宅

「あら、ヨンァ、お帰りなさい」

「……イムジャ。謀ったな…」

「くすくすくす。あら、ヨンァ、お弁当の箱見せてよ」

「嫌です」

「食べてないの…?」

少しさびしそうに、ウンスがチェヨンを見上げて、問いかける

「……あのような物…
残せるわけがなかろう」

「うそっ食べたの?」

「あれは、はぁとであろう…イムジャの愛がこもった”あいさいべんとう”だと…。なれば、俺だけの物です」

「くすっ」

「捨てることもかなわぬ。俺しか食えぬのだから、食うより他あるまい…」

やったー大成功ね

ふふっ、ハート型 で形取った、人参をたーぷり入れたのよ

いわゆる、デコ弁ってやつね

愛情たっぷり、栄養たっぷりの、ウンス特性の愛妻弁当よ

ウンスがくすっとチェヨンを見上げると

チェヨンは、恨めしそうに、じろっとウンスを見下ろす

ウンスは、飛び跳ねるように

やったーと喜んで

チェヨンの首に抱き着いたのだった


閨にて

「ねぇ、ヨンァ。あなた、いつから人参嫌いだったの?」

「覚えておらぬが、好みません…」

「子供みたいね」

「こども?」

「幼子の事よ」

「俺が幼子のようだというのですか?」

「そう幼い子って人参、嫌いな子が多いのよ。でも栄養価が高いのよ人参って。だから、嫌々しないでちゃんと食べないとね」

この時代は食材が豊富な時代ではない

摂れるところから、ちゃんと栄養を取っておかないとね。体が資本だものこの人は

「イムジャは本当に口煩い」

「あら、よい母親になると思わない?」

「母親にですか?」

「そうよ。オンマっていうのは、そう言うものなのよ」

いつの日か、オンマとは、母上を意味すると言っておった…

イムジャが、母になると…

クスッ

それには、まず子が必要であろう

「イムジャ、頑張って、食ったのだ。褒美は頂けぬのですか?」

「えっ?ヤダ、あなたったら、何を言っているのよ」

「イムジャは先ほど、俺は幼子のようだと言ったろ?子が褒美をねだるのは、当然の事ではないか」

「くすくす…じゃぁ、ご褒美は、お菓子か何かね」

「そんな幼子を騙すようなものではなく、俺は大人の褒美のが…」

「ヤァ!ヨンァ!ちょっとあなた、言っている事が、矛盾しているじゃないのよ!」

「何を言うのです。母になるには子が必要。俺は大人の褒美が必要。辻褄はちゃんとあっております」

まぁ、本当に駄々っ子だわ

もう、あなたはどうして、
いつもそうなるのよ…

子供っぽい事を、大人の男の色香を漂わせて平気で言い放つ

ウンスは、呆れた物言いをしている、チェヨンをじろりと睨み付けた



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