多くの患者様の理想は『閉眼(閉瞼)しても目立たない傷跡』『伏目でもわからない傷跡』でしょう。
二重切開(眼瞼下垂)手術のお話しです。
私のこだわりは
①瞼の開きが良い
②睫毛の生え際が目頭から目尻まで見える
③二重幅が目頭から目尻にかけて少しづつ広く
④薄い瞼
です。
逆に傷跡をキレイにしよう、丁寧に縫おう、伏目の二重を自然にしよう・・・は重視していません
気にしていないわけではありませんが、最優先ではありませんということです
実は①〜④を全て満たそうとすると必然的に傷跡はキレイになります。
逆に『いくら丁寧に縫合しても傷跡は変りません』
流石に雑に縫合するのはNGです。最低限の技術があった上での話です
今回はこの事実について語ります。
そもそも、傷跡がキレイになる条件です。
それは・・・
適切な位置で切開すること
皮膚が薄く、柔軟性のある位置で切開すれば、食い込みが適切でキレイに二重が折れます。
すると傷跡はキレイになります。
元々、瞼の傷跡は目立ちにくい部位です。
’ある程度’ 丁寧に縫えば、自然に傷跡はキレイになるのです。
傷跡が汚くなるのは、縫合の手技に問題があるのではなく、デザインに問題があります。
では柔軟性のある位置とはどこか?!
詳しくは↓
大雑把に説明すると
蒙古襞より下のライン
多くの方が睫毛から6~8mm以内となります。
冒頭の①~④を達成しようとすると必然的に適切な切開位置となります。
6~8mmで切開すると二重幅は狭く、場合により奥二重から一重に近い形になります。
ですので、皮膚切除が必要となります。
私が皮膚切除をすることが大半である理由です。
つまり、、、
幅広二重は傷跡が汚い
自然な二重は傷跡がキレイ
本日の一番言いたい内容はコレです。
傷跡に悩まれている患者様の多くは『幅広二重』です。
こういった方は幅狭修正を行うことで改善する見込みがあります。