二重手術に精通している美容外科医なら、閉眼(閉瞼)時の皮膚を見て・・・どうデザインすれば綺麗に仕上がるか想像できると思います。

 

今回の話には根拠がありません。

私の今までの経験上の話です。

教科書に書いてる「正確な話」ではありません。

 

2024年5月29日現在の私の主観です。

それ違うだろ?と意義を唱える医師や、未来の私が間違いと指摘するかもしれません笑

 

医療の進歩は日進月歩です。

昨日までの正解は間違いということはよくある話です。

この辺りをご理解頂いた上で、お読み頂ければ幸いです。

 

 

まず閉眼時の瞼をよく観察しましょう↓

よく見ると、ある所を境に皮膚の質感が変わります。

ハッキリと境界がある方もいれば、グラデーションのようにハッキリしない人もいます。

 

この患者様は以前に二重切開を行なっております(執刀医は私です)。

うっすら見える傷跡の上が厚い皮膚、下が薄い皮膚ですね。

 

薄い皮膚で二重→やわらかい薄い二重

厚い皮膚で二重→硬く厚い二重

 

となります。

 

このことからも、薄い部分で二重を作った方が無理がなく自然な仕上がりとなるのがわかりやすいでしょう。

 

また、厚い皮膚で二重を織り込むとボテっと膨らみ、それが瞼を開ける抵抗となります。

つまり瞼が開けにくくなり・・・場合によっては眼瞼下垂となります。

 

眼瞼下垂手術を受けたのに、瞼が開きにくくなる原因の多くは、この切開線の高さにあります。

 

 

また、蒙古襞に着目して観察しましょう↓

蒙古襞は本来は開眼(開瞼)時に確認するものです。

ですが、閉眼時にもよく見るとわかるものです。

 

蒙古襞の上でデザイン→平行二重

蒙古襞の下でデザイン→末広二重

 

となります。

おっとここで先ほどの厚い皮膚・薄い皮膚の話に戻すと・・・

 

蒙古襞の上は厚い皮膚

蒙古襞の下は薄い皮膚

 

の方が大半です。

このことからも、蒙古襞の上でデザインするのには無理があるということがお分かりでしょう。

 

 

二重を作る際、埋没と切開(二重切開・眼瞼下垂)があります。

 

埋没→多少、無理があってもなんとかなることがある

平行二重にしても不自然にならないことも多い

 

切開→無理が効きにくい

平行二重にすると不自然になることが大半

 

となります。もちろん、元々蒙古襞がない方などは、どうデザインしても平行二重となります。

目頭切開や目上切開などの組み合わせで平行にすることもできるかもしれません。

 

患者様のお顔は人それぞれ違います。

その患者様の瞼の形にあったデザインにすることが大切です。

なんでもかんでも平行にする・幅広にするということに無理があるのです。

 

 

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