テーピングの意味は「傷跡をキレイにする」「腫れを少なくする」「形を維持する」です。
意外と大切なのがテーピング。
手術の医師の技量も勿論ですが、それと同等なぐらい術後のアフターフォローって大切です。
その一つがテーピングになります。
内容は簡単
テープを貼るだけです
目的別に解説します。
①傷跡をキレイにする
これは多くの手術に当てはまります。
傷跡は多くの場合、1週間〜2週間で抜糸しますね。
抜糸した後の傷跡に直接テープを貼ります。
これは傷跡にかかるテンションを減らすためです。
キレイな傷跡には秘訣があります。
それについては以前のBlogをご参照ください↓
テーピングを行わないと、傷が引っ張られます↓
特によく動かす部位にはテーピングが必須です。
術後3ヶ月程度はテーピングを行うことを推奨しています。
テーピングには肌に優しく、かつ張力の強い、そして肌色(に近い)
3M社製の「マイクロポア」を推奨しています。
私が手術を行なった患者様には必ずお渡ししています(必要な場合)。
このテープは水に濡れても簡単に剥がれませんので、テーピングしたまま入浴やプールがOKです。
3日に一度ぐらいのペース交換して頂きます。
お顔のテーピングの場合、テープの上からファンデーションやコンシーラーを塗って構いません。
以前にメイクの達人がいて、テーピングしているのがわからないくらいに隠せている患者様がいらっしゃいました。
問題なのは、テープかぶれしてしまう患者様がいらっしゃることです。
このテープは肌に優しいと言っても刺激がないわけではありません。
肌が弱い方はテープ負けしてしまいます。
この場合、テーピングは一度中止して肌を回復させます。
テープかぶれが治ったら、再度テーピングを行なって頂きます。
テープかぶれを放置すると、色素沈着を起こす可能性があるので注意が必要です。
テープかぶれを繰り返してしまう場合、テープの上からステロイド軟膏を塗ってもらう方法もございます。
必ずテープを先に貼った上から軟膏の塗ってください。逆ですとテープがつきません。
この内容は美容外科手術だけには限りません。
むしろ保険診療の他の手術こそ行うべきだと思います。
ホクロ除去
盲腸の手術
ヘルニアの手術
骨折の手術
癌の手術
帝王切開
・・・etc
病気(怪我)が治れば良いというのであれば、その通りなのですが、、、
傷跡は少ないに越したことはありません。
②「腫れを少なくする」
③「形を維持する」
に関してはまた今度!!
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