本日のネタは『針の形』です。
先日の縫合用の糸の話の続きです↓
またまたマニアックなネタです。
多くのクリニック(特にキラキラ系のチェーンクリニック)では・・・
・最高級の糸
・伸びる糸
・心臓外科に使われる糸
・炎症が少ない糸
・・・などの謳い文句を聞きますよね。
うーむ、大切なのはそこ??と思ってしまいます。
まぁ、患者様ウケは良いんでしょうが・・・
「針の形」は聞いたことがない方が多いのではないかと思います。
2つ種類がございます。
「丸針」と「角針」
針の断面の形の違いです。
「丸針」
組織へのダメージが少ない。というのも、針を通しただけで壊れていまう組織があります。それは・・・軟骨や瞼板です。
鼻手術・眼瞼下垂(挙筋前転・腱膜固定)・二重埋没などに使います。
「角針」
組織へのダメージはあるが、針の切れ味が良く皮膚に針を通しやすい。
というのも、皮膚に針を通すのって意外に抵抗がありますし、何回か針を通すと針先が丸くなって使えなくなります。
皮膚縫合に使います。
以上!!
シンプルです。
ですが、「針の形」『針の湾曲具合』『針糸の細さと素材』にこだわると・・・
クリニック内が針糸だらけになります笑
非常にわかりにく説明で申し訳ございません。
マニアックすぎるblogになりつつあります。
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