インスタライブ(Twitterスペースだったかな)経由でのご質問の回答です。
「短冊切り」
の解説です。
短冊切りはTETSUクリニックの「田中先生」
にご指導頂いた方法です。
私なりにアレンジして行っています。
田中先生の方法とは多少異なっているかもしれません
まず二重切開(眼瞼下垂)の際に「隔膜」を皮膚に縫合して二重を作成します。
この辺りが??の方は下のリンクの記事で復習してください↓
正面のイラストですとこうです↓
解説なし↓
で、先日のBlogでお話しした「Lateral Horn(外角)切離」をすると↓
挙筋腱膜が隔膜ごと内側シフト(目頭側に移動します)。
これ自体は目頭側の瞼の開きが改善して良いのですが、目尻側の二重を作成するための「隔膜」がありません。
つまり目尻側の二重が作れません。
かといって、瞼板も目尻側はありません
そこで隔膜を縦切りして目尻側に伸ばします↓
解説なし↓
これが『短冊切り』のメカニズムです。
つまり
目尻側の二重を作成する手技
なのです。
Lateral Horn切離をしていなくても、目尻側に広く二重を作成したい場合も有効です。
同様に目頭側に『短冊切り』をして目頭の食い込みを調整することもございます。
デメリットとしては、修正などの再手術の際に隔膜がボロボロになる可能性がある・・・ことです。
ですが、これは経験上、そこまで隔膜は崩れておりません。
最初から『短冊切り』されている意識を持って再手術に臨めば問題なく「短冊切りされた隔膜」を再利用できます。
全ての患者様に行う処置ではありません。
全ては「適応」と「非適応」をよく検討して行います。