瞼が開きやすくなると眉毛が下がります。
全員ではないのですが、元々眼瞼下垂がある方や一重の方など瞼の開きが良くない方は、代償で眉毛ごと瞼を上げています。
前回・前々回に解説した瞼を開ける筋肉は・・・
「眼瞼挙筋」と「ミューラー筋」
なのですが、細かくいうと前頭筋（眉毛を上げる筋肉、額にシワを作る筋肉）も当てはまります。もっというと、瞼を上げる代償で顎を上げる癖まで言うと、首周りの筋肉も当てはまります。
手術後は瞼が開けやすくなる
つまり
眉毛を上げなくても瞼が開きます
⇨
眉毛が下がります。
60代女性
上：術前
下：術後（同時に表ハムラ法も行っています）
20代女性
上：術前
下：術後（同時に目頭切開も行っています）
年齢は関係がありません。
これは良い事なのですが、目と眉が近すぎて嫌と思われる方がいらっしゃったりしますし・・・
左右均等に眉毛が下がれば良いですが、都合よくいかずに片側だけ下がる（片側が多く下がる）ことが多くあります。
これも左右差の原因の一つです。
よくあるパターンが・・・
元々、片方の眉毛が大きく上がっているケース。
片側の眼瞼下垂が強くて、片側が大きく上がっている場合は左右差の原因となりにくいです。
瞼の左右差がないのに（開きが）、眉毛の左右差がある場合が厄介です。
この場合、術前から二重幅の左右差があります。
患者様はよくこう仰います「◯◯側の方がタルミが強い」
実はタルミに左右差があることは少なく（と私は考えています）。タルミを感じている側の眉毛が上がっていない場合がほとんどです。
さぁ、皆様はいかがでしょうか？！
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