子宮全摘手術をした場合
腸の癒着を心配される方も多いと思います。
大抵の方が、しばらく排尿の感覚が鈍ったり
排便の際、いきむのが怖くなったりします。
私も何度もブロ友さんの記事で
便秘で悩んでいる話を読みました。
癒着に関しては、
退院時に渡される手術時の診療明細書に
「癒着防止シート（orスプレー）」の記載が
ある筈で、
昨今は、癒着は起こしにくいと言われています。
※でも手術である以上は、何をやっても
癒着を起こす人も一定数存在するのかもしれません。
★入院中は沢山動こう
術後翌日には、立ってトイレまで歩けと指導されますし
術後2日目には、病棟何周とかノルマが課される事も
あります。
思えば私は、ベッドを起こしただけで放屁し
術後2日目に下痢9回で、
癒着とは無縁でしたが、人一倍動く努力も
しました。
とにかく
「動いたら早く治る！」
と信じていた為
朝食後、必死に歩き、動き過ぎて疲れ果て
看護師さんに、
「午後は無理し過ぎないように」
と言われた事を思い出しました💦
↑
何事もやり過ぎるのは、こんな時まで…。
さて、便秘でお困りの場合
１，退院時に便秘の不安がある方は
マグミット錠などの酸化マグネシウムを
処方して貰って下さい。
これは下剤です。
余り頼ると良くないと勝間さんが仰って
いましたが、背に腹はかえられません。
まずは「お通じがある事」が最優先です。
長期的な便秘対策の話はそれからです。
２，他に、即効性があるものに「浣腸」が
あります。
浣腸に勝てる人はいない
ので、
本当に出なくて困った時は
もっと気軽に利用すべきだと思います。
ただのグリセリンなので、お子さんでも
使えるくらい、安全なものです。
市販のモノで十分です。
苦しい場合は、
サッサと浣腸して下さい。
余り溜めると、出す時痛いです。
週2回程度の利用で、との事なので
3日半出ない人は、使ってOKです。
ただし、
※下剤や浣腸は、
無理やり便意を生じさせているだけです。
不快な腹痛や、極端なお通じが起こる為
肛門を傷めやすいです。
それに
腸内細菌叢を育てるわけではないので
いつまでも根本的には改善しないです。
とは言え、
便秘は苦しく、
特に術後はデリケートな心境ですから、
薬を使ってでも
「お通じがあるだけで合格」
で良いと思います
おさらい
浣腸ってなに？
グリセリンは吸水性が強いため、直腸に入ると、直腸内の浸透圧の関係で、腸壁から水分を引きよせます。 その水分と浣腸の水分で便を柔らかくします。
浣腸は、
お子さんのいる方は、子どもさんが
便秘になった時に注入した事が
おありかと思います。
つまり、子どもさんにも使えるくらい
安全性の高いものです。
ただのグリセリンで、悪い成分ではなく
腸に水分を集めて便を柔らかくしてくれる
スグレモノです。
とはいえ…
3つの理由で注意点はあります。
１，グリセリンは腸に悪くはないが、余りに
急なお通じは、肛門にダメージを与えがち
２，毎回、自分の肛門を見ながら注入するのは
精神的に落ち込んでくる（人によりますが…）
３，腸内細菌叢を整える作用はないので
根本的に良くなるわけではない。
↑
発熱時に飲む「頓服」のようなもので
これで治るわけではない。
「苦しい時は、お熱さげましょう」
と同じで
「サッサと浣腸して出しましょう」
という使い方で、便秘の根治ではありません。
酸化マグネシウムなどの下剤は、浣腸ほどでない
にせよ、無理に便意を起こしていることになります。
いずれも排便方法を工夫して
肛門を傷つけないように気を付けて下さい。
詳しくは下記の記事で。
オリーブオイルを使う時の注意点
エキストラバージンオリーブオイルを飲む事で
便秘を解消できるという説もあります。
酸化マグネシウムなどの下剤と同じで、
水分が腸に集まり
便が柔らかくなり、便秘に効きます。
★メリット
病院に行かなくていいので手軽
LDLコレステロールが下がり、
HDLコレステロールがあがる
★デメリット
価格 → 安い油は質が悪いです。
（酸化した油は体に悪いので、遮光商品を選ぶetc）
ハイカロリー
腸内細菌叢を整えるまではできない
オリーブオイルを選ぶのって
思っている以上に難しいです。
９割が
「なんちゃってエキストラバージンオリーブオイル」
だと言われるほどです。
ある程度の価格（2000円）以下は
全て偽物とは言いませんが
安いオイルは遮光瓶には入っていません。
酸化した油はカロリーの高い毒だと
思って下さい。
★リピ買いしているオリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルを見抜く自信が
ないので、勝間さんが買っているのを真似しています。
直接下剤のように飲むよりは
良いオリーブオイルを買って
生野菜にかけて食して下さい。
ココナッツオイルは熱に強いので
炒め物にも向いていますが
オリーブオイルはそのまま食す方が
向いています。
便秘解消の第一選択肢
マグミット錠（酸化マグネシウム）の処方薬
浣腸の市販薬
です。
一番安く、品質が安定しています。
肛門を傷つけない排便方法のみご注意を。
消化器内科・便秘外来を受診する
便秘の名医は、消化器内科や便秘外来にいます。
薬の選択肢や検査方法も豊富です。
下剤を貰うだけなら、近所の内科で十分です。
整腸の指導ができる医師の元に通うのが
自然なお通じの秘訣を沢山お持ちなので最適です。
最終的には腸内細菌叢を整える
↑
詰まっていたものを解消できたら
腸内細菌を整える方法を実践していきます。
長くなったので、次回につづきます。
お読みいただきありがとうございました。