①②のつづき。
皆さんのお子様がたの
夏休みの宿題はいかがですかー?
わたしは…高校時代の夏休みの宿題なんて
ほぼ記憶にもないわけですが。
強烈に覚えているのが
高2の家庭科の宿題…。
私の担任が家庭科の教師だったので
その宿題だけはがんばらないと!
と思ったわけですね(笑)
課題の詳細は思い出せませんが
「家政に関わる事で気付いた事を
小論文にして提出せよ」
みたいな感じでした。
割と、ざっくりした出題に
ほとんどの子が苦労するだろうな
と思いつつ、
例によって、ちょっと思いついて
さらさら~っと書いて提出。
ただし、この頃の私の文章なんて
ひろゆきとかに
「それって個人の感想ですよね」
って言われそうなレベルですよ。
統計とか調べたわけでもなく、
ぼや~っとTVを見ていたら
「モノに値段をつける時に
あえて
398円とか「2円」だけ下げる。
すると女性は数字に弱いから売れます。」
って
スーパーのおじさんみたいな人が
話していたのです。
今思うと「女性は数字に弱いから」
っていう
露骨な性差別に
「ひえ~」と思いますが
まぁそんなことをTVで平気で言っていた時代
なんでしょうね。。
→ なので、ジェンダー的視点での指摘は
この時点での私にはできませんでした。
私は単純にその話を聞いていて
自分の母にあてはめて
「確かにな~。
うちの母もこのセーター1980円だった」
とか、
しょっちゅう言ってるな~。
と感心しました。
例えば「ブドウ398円」だったら買う母も
「ブドウ400円」だったら「たかっ」と言って
リンゴを買うのかもしれない。。。
スーパーの値札はどれもこれも
「198円」「138円」「298円」・・・
そんなのばっかりで。
あれらが、200円や300円なら
スルーされるのかも…
と。
それで「2円の罠」的なタイトルで
小論文を書きました。
自分はそういう数字の罠に気を付けたい
みたいな。
冗談抜きで、思いつきで書いた程度なんですけど
それでも先生には評価されるだろうな
って
何となく気付いていました。
卒論をお書きになった方ならわかるでしょうけど
テーマを自分で探すのがそもそも大変でしたよね?
大学4年生でそれなんですから
高校2年生に
「自分で家政に関わるテーマを探して
小論文にまとめてこい」
って
実はものすごくハードルが高いのですよ。
「先生、せめてテーマはくれないと
高校2年生にそれは無理よ」
と
内心感じていました。
(生徒の私の方が気付くってどうなのよ?)
案の定、夏休みが終わって
先生に
「小論文と呼べるものを提出したのは
一人しかいなかった」
って言われました(笑)
・・・でしょうね
これは単純な文章力の問題ではなく
教育の問題でもあります。
高校までの教育の基本は暗記ですから
そもそも自分の考えを文章にする事も
難易度が高い筈です。
それを
「テーマも探してこい」
なんて
ムチャブリに近いわけで
まともなものが提出されるわけがない。
私は皆さん、ご存知のように
来る日も来る日も
今でいうブログのように
交換日記
(出たっ。このワードを令和になってから
連発しているの私くらいでしょうね)
で、鍛えていたのでw
苦もなく書けましたけどね~。
そんなわけで高校時代も
似たような感じでした。
まぁ高校はカリキュラム毎にクラスが
別れるので、
余り誰かの文章力がどーのとか
知る機会もなく…。
実のところ
この
「小論文書けたのひとりだけ」
以外は
取りたてて事件?らしい事もなかったですね。
大学や社会人になってからの話
井の中の蛙と思い知った話
大学院入試の話など・・・
また書けたら書きますね~
あと最近感じたのは
「やっぱりLINEやチャットって
ダメなんじゃないか?」っていうのと・・・
↑
散々使っている癖にアレですけどw
「学卒後、本を読まない危険性」とか
まぁ書きたいテーマは色々あります。
良かったらお付き合い下さいませ。
先日の足つけ神事の記事を書いた後も
色々考え込む事多しです
で、ふと川端康成の本を思い出し
それは「美しい日本の私」という
川端康成がノーベル文学賞を受賞した時の
記念講演(スピーチ)全文が載っている本です。
・・・先人は世界に向けて、日本文化について
こんなにも偉大なスピーチを
のこしてくれたのに。
自分の頭で考えても
文化を守る事に打つ手なし過ぎて
もう一度読み返した次第です。。
★川端康成ノーベル賞受賞記念講演の全文・新書で読む方★
★電子書籍で読む方★私はAmazonのkindle電子書籍
平安文学~太宰治や芥川の話なども出てきます。
昔、新書で買って捨ててしまったので
kindle電子書籍で買い直しました。
日本に来る外国人観光客の中に
これを読んでいるようなエリートがいたら
日本文化を尊敬・尊重してくれるのかしら?
お読みいただきありがとうございました。