簡単な検査は一人で行ってもらったり
できましたが
詳しい検査結果や
今後の治療方針については
同行するつもりでした。
母からも
「わからないから付いてきて」
と頼まれました。
母は自分の生死すら私の判断に
委ねるつもりなんだな
とプレッシャーを感じました…。。
最初に消化器内科を受診。
開口一番
「驚かれたでしょう?」
と言われ、苦笑い。
心のそこで「あなたも驚いたでしょ!」
とツッコみ入れていました…。
頼むから、血便で受診した患者を
胃カメラだけで返さないでよねー。
そうでなくても高齢者は検査嫌いなんだから。
その先生に
病名を書いた紙を貰いました。
「進行直腸がん」
ぇ…「進行性直腸がん」ではない…?!
そして、直腸がんの中でも
肛門よりなのかより、上部なのかも
記載があり、名称から上部だとわかりました。
(予習しすぎ…)
退室間際に「ステージは?」と間抜けな
事を聞いてしまいました。
だって進行性直腸がんではなく
進行直腸がんなんですから
今すぐ余命宣告とかはないんだ…
って思って・・・。
そうしたら
「ステージⅣではない、としか言えない」
と言われました。
そうでしょうねぇ、
遠隔転移してないから。
でも「ステージⅣではない」
って言葉、全然うれしくない…。。
辛い・・・。
「ここからは、消化器外科での相談に
なります」
と言われ、院内紹介で消化器外科へ…。
3診あって、
私は3番目の先生の名前を知っていました。
調べ過ぎて、その先生が発表していた
術前化学療法の学会用のPDFを読んでいたから
です…。
でも2診から呼ばれました。
入ると、すごく感じの良い若い先生が…
「この若い先生が母の主治医…」
と一瞬不安になりました。
私が思わず、3診の先生の発表資料を読んだ
って言ったら、
「変わりますか?」
と言われましたが、
「いえいえ、そういう意味ではないです」
と答えました。
まずはこの先生の話を聞かないと。
この先生の特徴は一言で言うと
①やたらポジティブ
②とても話を聞いてくれる、丁寧
③手術件数が多い模様
①について
この先生に母のステージの事を聞いたら
「ステージ1か2…」
と仰ったんですよね。。
私
「ステージ1のわけないでしょ」
って
聞こえる声で言ってしまいました←失礼
ステージ1だったら
直腸がんの前に【進行】ってつかないからです。
進行ってついてる時点で、もう1ではないんです。
患者家族をなめんなよ(心の声)
②について
1,人工肛門や肛門括約筋への懸念
2,排便回数、便失禁
特に1については
直腸のどの部分に癌ができているかで
大きく変わります。
割と上の方と言われても、
上の中でも下よりの上なのか
上よりの上なのか?
と
聞いたら
「注腸検査しましょう」
と言われました。。。
患者の話を聞いてくれる良い先生では
ありますが、
注腸検査(普通はしない模様)のせいで
私は母を無駄に苦しめたのかも
しれない・・・と
あとで後悔する事になりました。
③手術件数が多い
これに関しては
この先生で良かったなと思いました。
3診の先生は
ひょっとしたら、抗がん剤とかに
お詳しい先生なのかも。。
(ちなみにものすごく3診は混雑していました)
とにもかくにも、この時点では
消化器外科の主治医は
「ステージ1か2で、手術で根治を
目指しましょう」
「放っておいたら、90まで生きられなかったですよ」
と
やたらポジティブで
母も
「切ったら治る」
と信じていた模様。
先生も
「転移もないですしー」と
CT画像を見ながら仰っていましたしね。。
「転移がないなら、切ったら治るのか」
と
私も一瞬信じかけました、この時だけはね。
とにかく何があっても
母に手術を受けさせないといけません。
消化器外科の主治医は
5つの検査項目、いずれも合格です!
手術できます、実年齢よりお若い!
と
褒めてくれていました。
そして、この日なぜか、私の母は
普通にスタスタ歩けていたので、
主治医に、造影剤の副作用の話を
し忘れたのですよね。
もうその日のうちに
入院説明のフロアに行く事に・・
私がトイレに行って戻ってくると
母が勝手に
「一番高い個室を希望」
って答えていてびっくり…。
何で何も話さないのに、そこだけ
自己主張しまくるのかしら^^;
確かに家で
「手術があるから、ゆっくりトイレやシャワーが
使える個室がいいよ」
とは話していたのですが…。。。
では入院説明フロアと注腸検査の説明へ…
お読みいただきありがとうございました。