【セミナーレポート】2018年5月26日in名古屋 紫外線による老化の脅威と最新対策 | 日本化粧品検定協会のブログ

日本化粧品検定協会のブログ

日本化粧品検定協会 http://www.cosme-ken.org/
事務局が日々の活動を綴っています。

名古屋で開催された

「紫外線による

老化の脅威と最新対策」

セミナーを

2回に分けてレポートいたします!!



パート1は 紫外線と肌 光老化についてです。

①紫外線について

☑︎光老化は 『浴びた紫外線の強さ×時間』

要は紫外線を浴びてしまった量で、

皮膚の老化に影響があるということ。

光老化80%、自然老化20%と言われているが、

子供のときには

一生の半分の

紫外線量を

浴びているそう!!

また、一度浴びた紫外線量は、

リセットできない!

など、インパクトのあるお話から

セミナーはスタートします。

 

☑︎光老化に関わってくる光の種類の復習。

UV-B、UV-A、ブルーライトの波長の確認をし、

自分自身がどこの波長をブロックしたいかを考えました。

今のトレンド商品と連動するイメージもできます。

今までオゾン層の破壊が危惧されてきましたが、

近年日本ではオゾン量は回復傾向にあるそうです。

逆に、UV-B量に関しては増加しているため、

今後はもっとUV-B対策をしないといけない!
みたいですよ!


☑︎全太陽光の直射光と散乱光の割合
太陽光が直接降り注ぐ

「直射光」の割合は8割以上のため、

日陰にいれば涼しく感じるし、

安心だと思いがちですが…

紫外線は直射光だけではなく、

空気中のちりや地上や

建物などの反射による

「散乱光」の影響が大きいそう!

中でもUV-Bに関しては

散乱光が5割以上のため、

日陰だけでは防げないので、

直射日光に当たらなくっても、
SPF対策が重要となります。


月別UV量においては、

5〜8月のたった4カ月で

UV-Bは年間の半分以上

 

UV-Aでも年間の4割以上の

紫外線量があるので、

特にこの季節は入念に

ケアしないといけませんね!!

沖縄と北海道では、

年間を通してのUV-B量が

およそ2倍も差があるという

衝撃なデータもありました!

②日焼けについて

 

はじめにサンバーンサンタン

(即時黒化、持続型黒化、遅延型黒化)

を説明していただきました

紫外線を浴びてからの

サンバーンとサンタンが

あらわれるタイミングを、

図を使ってわかりやすく

解説してくださいました。

③光老化と皮膚がん


光老化の最終ステージは

皮膚がんである。

皮膚がん予防のためにも、

大人になったらできるだけ

紫外線は浴びない方が良いのです!

紫外線を浴びると、DNAが損傷してしまう…

直接的DNA損傷では

UV-Bを浴びることで、

遺伝子情報の構造が変わってしまうそう。

また間接的DNA損傷と炎症では、

UV-Aの影響で活性酸素種が発生しDNAを切断、

酸化などが原因で、細胞ががん化してしまうそうです。

しかし我々の体は、DNAの修復機能が備わっています。

新幹線のお医者さんである

ドクターイエローの例えを使って、

とてもわかりやすく解説してくださいました。

④光老化としわやシミ

自然老化と光老化の外観の違いを見ると、

自然老化による見た目の老化は

たるみに関しては仕方ないが、

 

他はあまりにも影響が少ないことがわかりました。

 

いわゆる、深いしわや肌の黄ぐすみは、

光老化が原因であるということです。

また、メラノサイトが

皮膚の1m㎡(平方ミリメートル)あたりに

約1000〜1500個も存在しているのに

驚きました。

美容面では紫外線を浴びない方がいいと

言われているますが、

 

紫外線を浴びるとビタミンDを

合成するので、栄養面で考えると
紫外線を浴びる必要もあるんですね。

浴びる量は1日15分程度、

しかも、手の甲だけでOKだから

簡単に実行できそうですね!

 

続きはパート2でまたレポートいたします!

 

。°+°。°+ °。°。°+°。°。°+°。°+
コスメが読めると化粧品はもっとおもしろくなる
。°+°。°+ °。°。°+°。°。°+°。°+

第11回日本化粧品検定は
11月25日開催

お申込は
8/8(水)~10/15(月)までです  
たくさんのお申込み、お待ちしております

試験概要
試験日:2018年11月25日
開催地:札幌・仙台・東京・静岡・名古屋・京都・大阪・福岡

特別開催:秋田・高崎・水戸・さいたま・長野・岡山・高知・鹿児島

詳しくはこちら・・・
http://cosme-ken.org/guideline/