リップクリームは、もはや、通年使用が常識になってきたのではないだろうか?
男性でも、リップクリームをスーツやコートのポケットに入れているらしく、電車を待っている間や信号待ちなどに、ヌリヌリしている人をよく見かけるようになった。
思わず、女子よりも頻繁に塗ってね~か??ってツッコみたくなるが.....。
それだけ、男女問わず、市民権を得ている”スキンケア”製品も珍しい。
相も変わらず、 ニベア の製品であるが、今回は 前回 と違い、老若男女問わず、万人共通で使用できるリップクリームをレビュー。
ニベア モイスチャーリップ ビタミンE(医薬部外品)(微香性)
3.9g/¥300前後(オープン価格)
外側もシンプルなパッケージながら、中身も至ってシンプルそのもの。
近年、海外製品でも稀な、日本ではめったにお目にかかることの出来ない、口紅カット(口紅状の斜めカット)を採用しているところがニベアらしいというか、レア。
ただ、この斜めカット。
細身が王道なリップクリーム市場、斜めカットな上に、太めであり(唇全体を一気に網羅できそうと)一見塗りやすいようで、実は塗りにくいという代物。
勿論、ご想像通り、斜めカットは段々と、丸く、そして平坦になっていくので、実のところ、あまり意味が無い。
しかし、昔ながらの口紅気分を味わうのには最適なフォルムで、やはり、ニベアならでは、のである。
香りは、微香性だけあり、ほのかにメントールinニベアクリームのような清涼感のある香りがふわりと薫る程度に落ち着いている。
テクスチャーは、濃厚保湿と謳っているだけあって、こっくりとした重め(冬場では硬め)のザ・シアバターリップな作りの、春の雪を思わせるような真っ白リップクリーム。
ニベアの数あるリップクリームの中では一番の重厚感を誇るのではないだろうか。
オーガニックのリップクリームだと、冬場、固まること必至だが、勿論、これはオーガニックではないので、冬場でも固まることはなく、硬くなる程度に収まり、荒れた唇に重ねても、スルスルと引っ掛かることもなく、とろけるように伸び馴染み、そして、浸透していく。
つけ心地は、 ニベアクリーム と同様、どこまでも優しく、頼もしい。
シアバターxホホバオイルxワセリンx蜜蝋さながらの濃厚なコクがあり、唇全体を隙間なく、保護してくれる安心感とともに訪れる、リッチな潤いと、その持続性が秀逸。
モチも良く、飲み物を口にしても、全て剥がれ落ちてしまうのではなく、濃密な潤いは唇の上に留まらせる力がある。
ツヤ感は影を潜め、仕上がりは、あくまでも、しっとり、もっちりなマットな質感。
リペア機能も優秀で、唇の荒れの治りも早く、また、乾燥や荒れを防いでくれる役割も大したものである。
まとめると、
しっとりとした潤いが長時間持続し、乾燥や荒れを治し、防ぎながら、もっちりとしたマットな使用感であるからして
シアバター系オーガニックリップがお好きな方
グロスのような艶感がお嫌いな方
しっとり、もっちりとしたマットな質感がお好きな方
そして、
リペア機能を重視する方にオススメである。
また、 前回のニベア ディープモイスチャーリップクリーム(はちみつの香り) と異なる点は、香りと仕上がり感。
前出のディープ~は、濃厚なはちみつの香り、グロスを纏ったかのようなナチュラルなツヤ感、ふっくら、ぷるるんとした柔らかな仕上がりに対して
今回のモイスチャー~は、メントールニュアンスのほんのりとしたニベアクリームの香り、しっとりとした潤い、もっちりとした濃密マットな仕上がりである。
※ニベア製品及びハンドクリーム等に関しては、ダイジェストのような、まとめのような、違いがひと目で分かる記事を別途作成する予定です。
※2015.04.02追記
私が試したリップクリームの比較が出来る記事 ”リップクリーム ダイジェスト” をアップしました。
※ セカンドブログ の方に、フタを開けた中身の写真を載せていますので、参考までに。
昔ながらの雰囲気を現代風にアレンジしつつ、全てにおいて実用的に使用しやすいよう計算されている、ニベア モイスチャーリップ ビタミンE。
計り知れないニベアの実力をまたもや垣間見た4月、スタート。