つづき
美咲はこんな問い合わせをした。
はじめまして
コルセットのサイズ選びに悩んでいます
身長:158cm
体重:57kg
アンダーバスト:75cm
凹ませたウエスト:68cm
楽にしたウエスト:76cm
普段は座り仕事が多いです
骨格ストレート気味です
親しい人から最近デブと言われて見返してやりたいです
よろしくお願いします
この体重でウエスト56cmが可能なんてなんて馬鹿なこと言っているんだと美咲は思った。
しかも、ダラダラ続けるだけでよいというから、もはや嘘にしか聞こえなくなってきた。
😈地からのDebooのざわめき👿
世界中みんなしてデブ見えに励んでいるだけかもしれないぞ。
耳鳴りが変なことを言い出した。
気にせず美咲は読み進めることにした。
身体を細くするためには、身体の中心できるだけ多くのものを寄せる必要があります。
その状態は、息を吐き切ったまま思い切り伸びをした姿勢です。
完全に伸び上がった状態で息を吐き切るというのはやってみると分かりますが、多くの人にとっては不可能なことです。
一般的な深呼吸の動作では伸び上がるときに息を吸い込み、リラックス状態で息を吐き切ります。
伸び上がった状態で息を吐き切ると、多くの場合前方へ垂れてしまいます。
情報番組の合間に流れる椅子に座ってできる体操なんかでもそうだがついつい言われたとおりに真似してしまうものだ。
美咲もつられて真似してしまった。
しかし、上手くイメージできなかった。
なぜなら座った状態でやっていたからだ。
座っているということは膝が曲がっている。
確かに伸びきっていない。
今度は立ち上がってためしてみた。
前方に倒れてしまうよりも先に、そもそも、息を吐き切ることもできなかった。
👼天からのAbooの囁き👼
コルセット中の姿勢は、横隔膜の上下動だけで呼吸することになる。
これができるようになると、完全に伸びきった状態でもしっかりと息を吐き切れるようになるのだ。
それと合わせて・・・し~っ!
説明っぽい方の耳鳴りが急に黙り込んだ。
背筋(せすじ)が完全に伸び上がった状態で息を吐き切ると、耳の後ろ、肩関節すべての背骨、股関節、膝がしら、くるぶしの前側、足の親指の付け根がほぼ一直線に並びます。
点で設置することになるために、このラインに重心をもっていかないと倒れてしまいます。
浦埼様の場合は、現在、踵のおそらく外側に重心があり、そのせいで、ふくらはぎが垂れ下がり、骨盤が上を向きそのまま猫背となっているように見せかけて、鳩胸にもなっていそうです。
その上にある肩はあばらの上を滑って前へ大きく張り出し巻き肩にもなっていそうです。
背筋(せすじ)は大きくS字に蛇行しています。
「うわ~、まさにそれだよ。」
😈地からのDebooのざわめき👿
まあ、ほぼほぼすべての人に当てはまるからな。
あとは体重を見て膝がどっち向きそうか予想するだけだし、日本人なら、O脚が多いから、踵の外側重心と言っておけば無難だろ。
これをまっすぐにするだけです。
コルセットでは、肋骨部分を起点にアプローチします。
整体では骨盤に着目し、ウォーキングシューズでは足に着目しなど、アプローチの仕方は異なりますが目指しているものは同じです。
コルセットが便利なのは、意図的に運動をしなくても反射を利用しているところです。
肋骨が外から刺激されると背筋が伸びあがるというものです。
そのために背筋(せすじ)を伸ばすためだけに特別な時間を設ける必要がありません。
低い負荷で起床時間中ずっとトレーニングをしているような感じになります。
そのため、無理は禁物です。
頑張ってしまうと、何日も遅れて全身筋肉痛というしっぺ返しに遭います。
ダラダラ続けることがポイントです。
コルセットはパンツを穿いたり、歯を磨くのと同じで日常の中の習慣にします。
習慣化しても苦痛にならないくらい、形状の合わないワイヤー入りブラような不快感があってはいけません。
これならなんとかできそうな気がしてきた。
つづく
■作者紹介
)プロクビレイター(のAbooです。
世界中のウエストを『くびれ』させることが野望のプロのクビレイターです。
クビレイトに欠かせないものといえばコルセット
コルセットを締め上げて肋骨を引き締めることでアンダーバストからヒップにかけて整形級のボディラインを作っちゃおうっていう痩身術です。
世間ではコルセットダイエットなんて呼ばれています。
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