萌えアニメの中にもみられる、日本人の不安感に基づく幸福度の低さとその要因を考える。 | こりーさんのブログ

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長男と共に37歳でサッカーを始めた父が、サッカー、子育て、ユーチューブや他競技から学んだこと、感じたことをなどをブログに綴っています。
「気づき」や「感じたこと」を伝えていきたいと思っております。

最近土曜日の午後になると部活が終わったお姉ちゃんは週末撮りためていたアニメを見ている。

 

自分も隣で何となく見ていると、社会人のお姉さんキャラが主人公に言った言葉、

 

「うまくいこうがいくまいが、成功しようが失敗しようしようが、お前はどっちにしろ後悔するんだ。そういう性格だからな。」

 

 

はっきりしない性格の主人公に対して河原木桃香が履いたセリフは、何か核心をついていると感じとても響いた。

 

 

 

幸せを感じるかどうかの要因は、自身を取り巻く環境や待遇、成功か失敗か、だけではなくその人自身が幸せを感じられる人かどうかが重要な要素であるというということを再度認識した。

 

上記の台詞を聞いて感銘を受けたことを妻に話すと、「コリーもそういうひとだからね~」との返答。

 

私もあなたから見るともやもや系に見えるんですね。

 

サッカーに夢中になる前はアイドルが好きだった自身は時々に妻に、「アイドルは売ても、売れなくても大変、売れると日本全国を転々と周りプライベートも制限されるし、売れないと握手会の列が早めに終わって売り上げも少なくやることもなくて自己肯定感が低下する。そこそこ売れていい相手を早めに見つけて結婚するのが一番幸せだよねー」などと言っていた。

 

 

話を元に戻すと、幸せであるかどうかは本人の内因的要因と外因的要素がある。

 

内的要因は遺伝子やそれに基づく生まれつきの性格などがあり、外的要因は大きな面では文化や日照時間や気候、もっと身近に考えると家庭や学校、会社などがあり、つまり環境が外的要因と考えられる。

 

幸福感を感じやすいかは、その2つの要素によって決まると考えられる。

 

さらに外的要因でありながら内的要因への影響があるものとしては、文化に基づいた生活がある。

 

平均睡眠時間などは外的要因であるが、睡眠が不足することでストレスが増え危険意識が高まることは内的要因となると思う。

 

 

また、幸せを感じるために有効な神経物質セロトニンの分泌を促進するためには腸内環境を整えることが有効だという研究結果が出ている。さらに腸内環境を整えるためには、朝決まった時間に起きて朝日を浴びることが有効だという研究結果もある。

 

 

以上を元に考えると、文化や家庭に基づく食生活(外的要因)を整えることにより、腸内環境が整いセロトニンが出て(内的要因が整い)幸福感を感じるということが起こる。

 

 

日本人の幸福度を高めるためにも、また、教える側の思いが強くなりすぎてしまうスポーツ指導を改善するためにも、文化や社会という外的要因に合わせて、私たち自身の内的要因を知ることは大切だと感じている。

 

虐待をしてしまう側とそれを良くないと思う側、立場は正反対であるが、実は同じ内的要因を抱えているような場合もあると私は感じている。

 

虐待や押し付けの原因になる、偏見や保守性、不安を感じやすい事は、日本人自身が持つ内的要因に起因して結果として現れる現象と考えられる。

 

より多くの人(市民)が、以上のような日本人(自分自身)のマイナス面を俯瞰的に知ることは、幸福感の向上や虐待、押し付けの自制にちながるのではないかと思っている。

 

つまりは、指導者の思いが強いスポーツ指導から、選手自身の楽しみや育成を重視する指導につながっていくのではないかと思っている。