孝行息子は勤労中学生 | こりーさんのブログ

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長男と共に37歳でサッカーを始めた父が、サッカー、子育て、ユーチューブや他競技から学んだこと、感じたことをなどをブログに綴っています。
「気づき」や「感じたこと」を伝えていきたいと思っております。

 私は貧乏性なので損や無駄なことをするのが嫌いだ。だから科学的に理にかなったことを行う。その一方で、自分に都合の悪い科学は信じない。科学は万能ではなく今現在科学的に測れるものを測ることができるのに過ぎない。

 

 多くのサッカー指導書では、科学的なアプローチとしてスキャモンの発達曲線を提示して、神経発達が盛んになるプレゴールデンエイジは週四日、ゴールデンエイジは週5、筋力が発達する高校年代では週4日の練習頻度が良いとされている。

そして最もサッカーがうまくなる時期は、神経発達が進む中学年代で、それを過ぎると爆発的な技術の向上は難しいという。

 

サッカーではなく、他の業種であれば著名な陶工であっても京都や東京の芸大を卒業して、広告代理店や出版社で30過ぎまで勤め、ちゃらちゃらプラプラの都会生活を経てから(←へんけん)親元に戻って名を継いだり、TVで見た職人であれば空のドラム缶を思いのままに操りポールを通ってブーメランのように戻したりできるおじさんもおり、就職を気にしたり、成人前後から取り組んだとしても世に秀でた才能となる例はいくつもある。

 

 大人になってからサッカーを始めた私は、本人が技術と真剣に向かい合えばゴールデンエイジ以降でも全然いけるという事例いくつも見つけることで、自身を鼓舞していた。

 (その中で檜垣さんも知ったが、そちらは今回は割愛)

 

 今回は科学を超える男、ブラジル代表で銀河系軍団、悪魔の左足の異名をとるロベルト・カルロスを取り上げてみようと思う。

 ネットからの引用ではあるがわたしも聞いたことのある話で、

-幼少期から父と共に働き貧しい家庭を支えた。自宅から20kmの距離にある繊維工場まで通うバス代が払えなかったため、いつも走って通っていた。また、少年時代は家から学校までの距離が十数キロあったが、毎日走って通学していた。このような環境であったため、13歳までサッカーボールを蹴ったことすらなかった。- とある。

 

 100ⅿを10秒台で走ったとされるロベカル。30分以上の有酸素運動をすると筋肉が分解されてしまうという科学的根拠から考えると、片道20Kmの道のりを30分以内で走る必要がある。

 そう考えるとパパと二人で家から工場までを時速40kmで移動していたのだろうか。ウサインボルトの最高時速が44.6㎞であるデータを見ると、ロベカルは驚異的な心肺能力で親父と一緒にボルトよりも少し遅い時速40㎞ほどで工場に通勤している。(ロベカルもすごいがパパもすごい)そうして通勤したうえで労働に従事できているのがさらにすごい。

 

もしもっとゆっくりと走っているのであれば、有酸素運動で筋肉が融解したうえで、100ⅿ10秒台のスピードを身に着けており、やはり科学を超えた男である。

 

また、私はサッカー選手のシュートの速度は早くても110㎞程度、ロベカルに関しても120㎞程だと考えている。(それでも身長が低く振り子の幅も小さく、体重も70㎏に満たないロベカルが世界トップクラスの時速120㎞のシュートを打つことは科学を超えていると思うが)。いい加減な動画サイトを見たせいか、私の息子は「ロベカルは時速220㎞のシュートを打つ!」と言っている。

 

もはや時速220㎞の方が信ぴょう性があるような気がしてしまうほど、ロベルト・カルロスは科学や統計を超越した存在だと感じる。

 

ブラジル人ならだれもがサッカー選手になることを夢見る。ロベカルが13歳になって初めてボールを蹴った時の喜びはどんなものだったのだろうか。(関係ないけど、ロベカルは子供好き)

こんな選手が実際に現れてしまうから、私は自分に都合の悪い科学は信じない。

 

片道20㎞を走って通勤していたことに信ぴょう性を感じる異常に足の速いプレー動画

 

シュートも強烈な超科学的なロベカルのプレー集