口をあけっぱなしの孫を叱るおじいさん(我が父) | こりーさんのブログ

こりーさんのブログ

長男と共に37歳でサッカーを始めた父が、サッカー、子育て、ユーチューブや他競技から学んだこと、感じたことをなどをブログに綴っています。
「気づき」や「感じたこと」を伝えていきたいと思っております。

 我が家は二世帯住宅なので、祖父母の階のリビングで、おじいさん、パパ、子供の3世代でTVを見ることなどがあり、その際、祖父は「おい、口開けっ放しにしていると体に悪いぞ!まぬけに見えるからやめさせろ!」と私や子供に言う。

以前「現代は食べ物が柔らかくなり、あごの力が弱くなったため口が空いている子供が多い」というニュースを読み、キシリトールガムを嚙ませるようにしていた時期もある。

 

しかし、「チューインガムの方がおいしい!」と気が付いた子供たちは、その都度「こっちのガムでいい?」「それはお菓子のガムだからダメ!」というやり取りが多くなり、結果あごの力も付かずいつの間にかあまり行わなくなっていた。

 

私も分かったうえでストレスばかり与えるのでむしろ逆効果と思っているので子供達には何も言わないが、じいさんには「アレルギーで鼻が詰まってるから難しい、粘着テープで巻けば花呼吸にはなるけど、命がけでやった方がいいか?」と言ったり、ぜんそくの吸引をしている祖父がせき込むと「咳をすると心臓に悪いぞ、咳をするな!」と応じる。

 

「○○したらダメだ」という指導は、「どうすればよいか」の正解を伝えていない。その結果、受け手にストレスを与えるだけで目指している目的を達成できない。

(私はスポーツや趣味に対しては自身で考えたり、学んだり、勇気を出して自分から相手に質問することが良いと思っている。しかし、姿勢や呼吸といった基本的な動きは、家庭や学校での生活、マナーなどの指導の上に成り立つものなので、教わる機会の多いものだと考えている)

 

「哺乳類の中で人間だけが口呼吸をしている」「世界的にも口呼吸が増えている」との話を交えながら、自身も挫折していた「子供の口が開けっ放し」に対して、具体的にできる対策を中西哲夫氏は伝えている。

それは「舌を上前歯の裏側に付けるポジションに置く」という方法だそうだ。

意識をすることで比較的簡単に習慣化できる方法で「良いフォーム」の身につけ方を教えてくれるところが、名指導者の証拠だと感じることができる。

(このほかの動画であったと思うが中西氏は、キックでプレーを終える選手は口の結び具合の強弱で調整する。久保建英は連続性のあるプレーを行おうとするので、ボールを蹴った後口をあけっぱなしにする。と話していた)

 

そして我が家のじいさんが口うるさく言うのには訳がある。

自身が子供の頃に、小学生に上がるか上がらないかぐらいの弟を亡くしており、その原因が衛生的でないものを食べたことが原因だと考えているからだ。家族へ愛情の裏返しでいろいろと口うるさく言う爺さんがいたことが、自身が科学的な根拠や仕組みを考えるきっかけになっていると思うと父に感謝である。