暑くなってきたので、皆様に知っていただきたい気温と心拍数の関係について。今年の夏も去年に続き記録的な猛暑になりそうな気がしますね。
そのため、子供を育てているパパ・ママにはぜひ一緒に考えて欲しい気温と心拍数の関係について書こうと思います。
マラソン大会で好記録が出るのは6~8℃ほどで、おおむね10℃くらいまでが最適な温度だそうです。
ランニングと気温の関係について考える【なぜ真夏に走るのがNGなのか】 | RUNWAY (runway-personal.com)
ざっくりいうと10℃を超えると気温が1度あがるたび、心拍数は1上がる。
35℃の炎天下で運動をしていると心拍数が25もアップすることとなる。
私の感覚では、ガーミンウォッチの数値をもとに、
脈160 かなりきつい、5分継続できるかどうか。
脈135 継続的に運動できる。という感覚です。
ちなみに温度は、土の上1.2~1.5mほどの高さで、直射日光の当たらない百葉箱で測っています。
サッカー少年が練習を行う場所が屋外で直射日光を受ける場合やコンクリートの地面、保温性の高いタイプの人工芝なら体感温度はもっと高くなります。
時刻も14~15時あたりなら一日で一番気温が高い。
(日の当たる時間の短い朝の方が、日が当たって地面や建物が温まった後の夕方よりも気温は低い)
ちなみに真夏の甲子園は誇張表現のなさそうな産経新聞の記事でも40℃超えとなっている。
他の記事だと体感気温は40~50℃と書かれている。
かちわりがおいしく飲めそうな温度ではあるが…
【週刊学ぼう】夏の甲子園 暑さ対策急務 - 産経ニュース (sankei.com)
記録的猛暑でどうなる100回目の甲子園 観戦時の熱中症対策を万全に|【SPAIA】スパイア
また、上記で紹介したランニングのサイトでは、
人間の体にはセンサーがあり、40℃を超えるとオールアウトするようにできている。
35℃の気温のでランニングをすれば、40℃には簡単に上昇。
反対に気温が10℃で体温を40℃に上げるのは至難の業。
気温が10℃ですと体温のせいでオールアウトするなんてことはありませんが、
とあります。
(精神力や根性で解決できる問題ではなく、人間の本能が運動能力を故意に低下・停止させるのです)
夏の気温が高いことは、
日本のサッカーが遅い事。
(暑さの影響でだらだらとプレーせざるを得ない。人体の仕組みとして暑い所で運動すると自然にブレーキがかかり、その時(夏場)の強度が選手のプレー強度の基準に影響を与えてしまう)
フィジカル面での悪影響などがある。
(成長期の子供では、成長に行くべき栄養やエネルギーが暑さとの戦いに使われてしまう事や、暑さで運動強度が落ちて速筋よりも遅筋優位の体づくりになってしまう)
以上の問題を生んでいると私は考えています。
暑い中での運動はコンディション調整面での暑熱馴化や持久力の向上には有効という利点はあるが、持久力の向上は中学生年代以降が効果的であり、小学生の年代ではトレーニングを行っても非効率な種目となっている。
(スキャモンの成長曲線は皆様ご存じなので省略します)
サッカーで試合を変えられるような違い生み出せる選手は、瞬発力や速筋の量、体重の面で優れていることが必要だとどんぐり君パパのブログでも説明されております。
(逆に一歩及ばない選手の方が持久力は高い結果となっている)
(下記で取り上げさせていただいたシリーズは1~9まであるのですが、速筋は多い-重い-瞬発力という所がまとまった(8)を取り上げさせていただきました)
今回〝気温と心拍数の関係″について取り上げましたが、今後も記録的に暑い夏が毎年続きそうな我が国日本で、暑い夏をどのように過ごすか(どんな練習をするのか、もしくは練習なんかしないで遊んだり休んだりするのか)について自身の考えを書いていこうかと考えております。
気温と心拍数の関係はプレー強度やフィジカル面での育成を考える上でもとても大切なことなので、今後も繰り返しこの話題については取り上げていこうと思っています。
くどくなりそうですが、今後ともよろしくお願いいたします。