あさっての06/22(土)に満月になります。
今年2024年は、太陽蟹座-月山羊座での満月が二回あって、これはその一回目の満月となります。
満月の月度数である山羊座02度 「「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」」の、サビアンシンボル解説と、アストロロジカル・マンダラぬり絵はこちらです。
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マーク・エドモンド・ジョーンズの山羊座02度のサビアンシンボルは、Three stained-glass windows, one damaged by bombardment.「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」です。
ディーン・ルディアはこのサビアンシンボルを、Three rose windows in a Gothic church, one damaged by war.「ゴシック式の教会の３つの円花窓、そのうち一つは戦争で破壊されている」と言い換えました。
ルディアが使っている rose windows とは、ヨーロッパの教会などで見かけることができる、円を基調とした幾何学的な図形によって構成されているステンドグラスのことで、薔薇の花の形に似ていることから薔薇窓（ローズウィンドウ）と呼ばれているものだそうです。
ですので、ジョーンズとルディアのサビアンシンボルは、細かい表現の違いはありますが、ほぼ同じ内容と言うことができるでしょう。
このサビアンシンボルの度数は02度。サインの02度というのは、どのサインにおいても、01度でパァン！と打ち出したことに対する、環境側からのリアクションが描かれています。山羊座01度のサビアンシンボルは「インディアンの酋長が、集まった部族から自らの力の承認を求める。（ルディア版）」となります。
山羊座は、上下関係のヒエラルキアがあるサインですので、酋長はその頂点に位置することになります。なおかつ、ここでは、酋長は部族のみんなに承認を求めていて、みんなに認めさせているのは「自らのパワー」となっているわけです。「～力」という実社会で役立つパワーというものも、実に山羊座的ということができます。
それに加えて、この山羊座01度においては、ローカルな価値観に基づく、押しの強い行動の開始ということが考えられます。そして、ときにはこれが、戦いに結びつくことがあるということになります。
それに対する環境側からのリアクションが描かれているのが、この山羊座02度のサビアンシンボル、 「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」となります。
ステンドグラスとは欧米の教会のものを表わしていて、そして「教会」というのは、山羊座のひとつ前のサインである射手座の精神性・宗教性の象意になります。それが爆撃で損傷しているということは、後ろのサインは、ひとつ前のサインの性質を否定することがあることを、思い起こさせます。
射手座のほうは、アウェイな性質をもったサインで、グローバリズムな傾向を読むことができます。それに対して、山羊座というのはローカル・ファーストな性質を持つサインですので、この山羊座02度のサビアンシンボルに描かれているのは、グローバリズムに対するローカル・ファーストな打ち出しの結果ということができるでしょう。
この山羊座02度は、ドデカテモリーも同じ山羊座になります。ここでは山羊座サインの中のドデカテモリー山羊座として、山羊座の性質がピュアに表れていると考えることができます。
つまり、この山羊座01度から02度に流れの中で、ピュアに描かれている山羊座の性質とは、ローカル・ファースト宣言とその結果と見ることができるのです。
そして、このローカル・ファースト宣言は、ときに武力で対抗することも、過去の歴史においては繰り返されてきました。ローカルな価値観や主張を前面に押し出さなくてはならない状況において、今までは、部族間や国家間で戦争をしてきた歴史が、人類にはあったのです。
つまり、この山羊座02度「三つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」のサビアンシンボルに描かれているのは、人類が今までにたどってきた、リアルでシビアな過去の歴史の一つということができるでしょう。
しかしながら、ここではステンドグラスは壊滅的に全破壊されていないことにも、注目したいポイントです。3つのうちの1つは損傷されていますが、後の2つはだいじょうぶであるところからは、この後、何らかの方法で修復することができる可能性を、見いだすことができることになります。
これらのことから、このサビアンシンボルを活用するには、リアルでシビアな現実を受け止めたうえで、最悪な状況を二度と繰り返さないためにはどうしたら良いのか？どんな方法があるのか？を探すことが大切であることがわかります。
山羊座の人たちは、12サインの中で一番と言っていいくらい、リアルでシビアな現実を直視して、そしてそれを受容することができる人たちです。その基本的な姿勢が、この山羊座02度に表されているということができます。
そしてまた、山羊座というのは、レンガを積んで行くように、過去から積み上げられてきた歴史の上に、現在や未來を構築して行こうとするサインです。ここからは、山羊座においては、歴史をいろいろと紐解いてみることも、とても大切な姿勢であるということになります。
そして、ここでは、実際に起きた過去の出来事を振り返ることが、「同じ轍（てつ）を踏まない」、つまり二度と同じあやまちは繰り返さないためのプラスに働くことがわかるのです。
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