牡羊座20度「冬に鳥に餌をやる若い少女」 | 今季洋のサビアン占星術。

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アトリエえんどうまめという屋号で、西洋占星術とタロットを使った占いリーディングと講座、ぬり絵ワークの作成と電子図書の出版をしています。

あさっての04/09(火)に、食の新月になります。

 

新月度数である牡羊座20度「冬に鳥に餌をやる若い少女」の、サビアンシンボル解説と、アストロロジカル・マンダラぬり絵をかきました。

 

 

マーク・エドモンド・ジョーンズの牡羊座20度のサビアンシンボルは、A young girl feeding birds in winter.「冬に鳥に餌をやる若い少女」。

 

 

 

ディーン・ルディアの牡羊座20度のサビアンシンボルも、もともとのジョーンズのものと同じ、A young girl feeding birds in winter.「冬に若い女の子が鳥に餌をやっている」です。

 

ここでは、「冬」という季節が取り上げられています。冬は、自然界にあるものにとっては、食べ物が手に入りずらかったり、寒かったり、生きて行くのに厳しい季節となっています。シンボルとしてのこの「冬」は、人生にも投影されますので、生きている中での、まるで冬のような時期ということになります。

 

人生上の冬のような時というのは、どのような時でしょうか? それは、おそらく、社会性の中でのびのびと自分らしさを発揮できない時、何らかの試練と立ち向かっている時、何らかの理由から自閉している時などを考えることができるでしょう。

 

このサビアンシンボルにおいては、そんな中、鳥に餌を上げている、若い女の子が描かれています。「鳥」というのは、霊性のシンボル、そして「若い」ということは、これからの可能性に満ちている存在であることを表わしています。そして「女性」というのは、受容性のシンボルです。

 

つまり、このサビアンシンボルに描かれているのは、人生上の、精神的にハードな時期に、せっせと自身の霊性(スピリチュアリティ)を育てている姿、ということができることになります。逆にいうと、精神的にハードな時期こそが、自身の霊性(スピリチュアリティ)を育てるにはピッタリの時、ということもできるのかも知れません。

 

この度数のドデカテモリーは蠍座ですので、ここには「変容」というテーマがあることがわかります。それと同時に、たとえば血管に例えるとしたら、表面の毛細血管ではなくて、もっと奥深くにある大動脈的なものが蠍座ということができますので、おおもとの活力、パワーソースに接触している可能性、などを読んで行くことができるでしょう。

 

「冬に鳥に餌をやる若い少女」というサビアンシンボルの言葉だけを見ると、繊細な優しさを感じたりすると思います。もし、このサビアンシンボルが魚座にあったりするならば、それで良いわけなのですが、このサビアンシンボルは牡羊座に中にあり、なおかつドデカテモリーは蠍座です。そうなったときには、柔軟性や受容性はあるものの、本質部分はもっとダイレクトでパワフル、ということが推測されるわけなのです。

 

そして、このサビアンシンボルの度数は20度ですが、20度というのは、毎日同じことを繰り返しても、日々活力が高まる度数といわれています。つまり、20度とは、退屈さを感じない度数ということになります。ということは、この牡羊座20度の状態というのは、たとえ環境は試練の時であったとしても、それに振り回されていない状態と考えることができます。

 

表向き評価されなくても、それで落ち込むことは少ないのが、この20度ともいわれています。長い目で見ると、努力したことは必ず何らかの形で報われるけれど、短期的には評価されないことがあるわけです。それをいちいち気にしないというのも、それだけ、内的に充実したパワーに満ちているから、と考えることができます。

 

これらのことから、このサビアンシンボルを活用して行くには、根源の神的パワーに触れることが大切であることがわかります。

 

どんなに落ち込んだ状況やパッとしない気分の時でも、ほんとうは自分自身の中で常につながっている、根本のエネルギーとダイレクトにつながり、そこからパワーチャージすることができる、その姿勢を確立するための変容が、ここでは行われていると考えることができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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