言葉の成長期に差し掛かった夜明け
難しい単語を並べては優しさが吸い取られそうだ
歯車の異音に気づいて24時間営業のコンビニで闇の一部になる
電話は熟睡している、日中の疲れを代わりに背負って
帰り道に時間軸を過去に設定したら
ポケットから胃薬が出てきた
その顆粒は棘のある言葉を包んだ、柔らかな思い出を包んだ
消化できない物事がこんなに沢山ある世界を憎めば
心は強くなるのかな
逆説を信じたい、悪口は己の価値を下げると
私は慣性の法則に従って歩いているようだ
昔、授業で習った公式が人生だ
車の明かりが通り過ぎる度、古ぼけた記憶を投げつけてみると
歩道の隙間から雑草が生えている
昇る朝日に向かって背伸びしている
感情が産まれる瞬間に立ち会える事が
もしかしたら本当の勇気で、本当の愛で、本当の幸せではないかと
心が理解しはじめたときの事を思い出させてくれた胃薬を
薬局で今、買おうか迷っている次第だ


















