滴るしずくに 思いを寄せるわ

忘れたくない あなたの言葉を

梢に咲いた 花に魅せられ

次第に萎む 時を追う

 

力もなく ふるえているわ

離れたくない あなたの指先

梢に咲いた 花と重ねて

儚く切ない 時を想う

 

昨日より冷たい風に

いつまでも 耐えられるかな

助けを 呼んだとしても

去りゆく季節は 訪れるから

 

滴るしずくに 思いを馳せるわ

忘れやしない あなたの言葉を

梢に咲いた 花は舞い散り

儚く切ない 時を追う

 

 

 

 

 

 

 

揺らめく 陽炎 記憶に 悶えて

色あせた 手紙を 読み返しては

魂は 旅に出る

 

ひらめく 閃光 悲哀にも 耐えて

古ぼけた 写真を 見返しては

瞳は 過去に出会う

 

思い出すうちに 紅く染まる言葉は

優しさをくべながら 燃え上がり

胸の内に 秘めたその言霊

街の灯 照らされ 空へ翔け上がる

 

煌めく 流星 記憶へ 消えて

色あせた 手紙を 捨ててみるよ

紅い花咲く頃には

 

 

 

 

 

 

 

聞いてほしい言葉があるの

新しい好きと 古ぼけた愛してる

甘く愚かな魔法で 茶化してほしいの

 

聞いてほしい言葉があるの

絹擦れのような 優しい眼差し

今 浅はかな誓いは 吸い込まれたの

 

星が雲隠れするような 都会の黄昏時に

誰にも見せない笑顔で 未来を巻き込んでゆく

 

希望が見え隠れするような 都会の喧騒に紛れ

得体のしれない鼓動で あなたに朽ち果ててゆく

 

言ってほしい言葉があるの

新しい好きと 古ぼけた愛してる

甘く愚かな魔法で 茶化してほしいよ

 

 

 

 

 

 

 

風が吹けば 恵みは揺れる

雨が降れば 大地は潤む

光と陰の狭間で生まれる いのちよ

 

誰かが笑えば 誰かが泣く

誰かが喋れば 誰かが黙る

光と陰の隙間を埋めゆく いのちよ

 

たいせつに たいせつに 育てた いのちよ

たいせつに たいせつに 想える いのちを

こわすものもいる…

 

いのちを去れば いのちを得る

輪廻のおこない 潰えることはない

 

 

 

 

 

 

 

花を摘む 指先に 見とれた 昼下がり

蒸気機関車の 汽笛を 風が運んでる

 

花を紡ぐ 表情に 見かねた 午后の陽は

うたた寝の夢の中 言葉が 風に揺れてる

 

糸を結ぶ 指先は 見えない 黄昏へ

茜に染まる 頬をなでて 想いを 寄せ合えたら

 

君の頭に乗せた 花の首飾りに

雫が落ちる 夜更けに浸る

 

 

 

 

 

 

 

愛しているから 届かない うずくまる 言葉は

霧雨の中 傘もささずに 歩いているような

 

二人きりでは 通らない 路地裏の 子猫は

愛され方を 知らないから 美しく見えるの?

 

絡みつく 切ない糸を 断ち切って

なりふりかまわず なすりつけてみたい

“ヘンな気” 起こして 抱きしめられたら

あなたも 少しは “その気”に なるの?

 

愛しているから 届かない うずくまる 言葉は

暗闇の中 何も持たずに 歩いているような

 

 

 

 

 

 

 

誰かのために咲く 花があるなら

やっぱり 綺麗な方が良い

甘い香り 淡い色合い 

あなたに似合う その花を持って

 

新しい気持ちと 古くさい言葉は

不意に会いたい 笑顔で

柔い温もり 儚い煌めき 

私にも合う この花を持って

 

時流に乗る二人は 風のように揺られて

星のように輝いて 消えてゆくでしょう

 

時流に舞う花びら 何を想うのだろうか

孤独に匙を投げて どこへ行くのでしょう

 

 

 

 

 

 

 

心の拠り所に 言葉を寄せ集め

さよならに魅せられたまま 太陽に口づけを

 

心を試すように 愛を漕ぎ着けて

辿り着いた離島は 懐かしい渚の香り

 

水平線に沈む 帆のように

自然に溶けこむ 想いならば

もう何も 恐れることはないと

悔やむ影を 引きずりながら

 

心の拠り所に 言葉をかき集め

さよならに繋がれたまま 月光に口づけを

 

心は試されるように 愛に嗅ぎつけて

求めていた理想は 懐かしい涙の匂い

 

水平線に沈む 夕日のように

明日も願える 想いならば

もう何も 恐れることはないと

悔やむ影を 引きずりながら

 

 

 

 

 

 

 

雨上がりの空 独り占めした笑顔で

虹を見つけたんだ 濡れた髪を踊らせながら

 

暮れなずむ空 幼い記憶を辿ったまま

虹を見ていたんだ 夕日に頬を色付けながら

 

明日とか 未来とか 震える瞳で 見据えているね

時代にも 社会にも 怯える心で 見届けるなら

 

取り戻そうと 思っていても 言葉が喉を つかえてしまう

取り戻そうと 思っているから 気持ちが空回ってしまう

 

でも 雨はいつか上がるから もう一度 出会ってみたいね

虹を見つけた 少女の瞳で

 

 

 

 

 

 

 

鍵をかけて 淋しさを 独り占めする夜に

降り出した 優しい雨は 心を強く叩く

 

終りが見えた恋の ぬくもりを冷ますように

降りしきる 優しい雨は 窓を強く叩く

 

怪訝な顔が映る 鏡台の前で

永遠より永く 重たい髪が 狼狽える

 

刹那に変わる 愛情や言葉の総てが滞る

夜明けを 待ち侘びたまま

 

鍵をかけて 淋しさを 独り占めした夜に

降りしきる 優しい雨は 心の鍵盤 弾く