怯える前のわたし
愚かな言葉も知らず
浅い川を泳いでいる
魚のような恋をした
例えるなら水溜まり
気持ちは知らず知らずに
太陽に心を奪われ
跡形もなく消え去った
所詮 忘れるだけの話
綺麗な言葉でまとめ
白い雲に流れている
風のような時の中
怯えるだけのわたし
微かな愛を覚えて
広い海を漂っている
舟のような毎日です
怯える前のわたし
愚かな言葉も知らず
浅い川を泳いでいる
魚のような恋をした
例えるなら水溜まり
気持ちは知らず知らずに
太陽に心を奪われ
跡形もなく消え去った
所詮 忘れるだけの話
綺麗な言葉でまとめ
白い雲に流れている
風のような時の中
怯えるだけのわたし
微かな愛を覚えて
広い海を漂っている
舟のような毎日です
遠い星に 悩み事 打ち明けたら
それより近い明日を 信じてみたくなった
遠い君の心に 寄り添っていたら
それより近い私を 信じてみたくなった
思い出は いつも 時を彩るもの
今が素敵だって 人はなぜ言えないのだろう
潔く夢を見よう 日常を変えてしまうような
終りなき夢の中 少しだけ 探しものをしよう
だって思い出は いつも 過去を美化するもの
昔を捨てきれなくて 人は何を生むと言うのだろう
濡れた心を搾ると 君への想いが滴る
褪せる写真の笑顔 永遠は栄光に変わる
優しく灯した火のように 街明かりがせつなく揺れる
きっと思い出には遅すぎて 明日は僕だけのものになる
擦れた傷跡 触れると 君への想いが滲む
焦る化身の素顔 未来永劫に映る
儚くめぐる季節の中 二人はもうすぐ呑み込まれる
だから思い出には遅すぎて 明日は互いのものになる
雨の街角 傘も差さずに 誰もが知ってる 淋しさに出会う
次の街まで 歩いてみようか 向こう見ずな 想いに更ける
日が昇るまで 光も射さずに 誰もが知ってる 孤独に出会う
いっそこのまま 眠ってみようか むやみやたらな 想いに浸る
涙なんかは 流すまいと 誰もが知ってる 強がりに出会う
やり直せると 思ってみようか 斜に構えた 想いを怨む
雨の街角 傘も差さずに 私が知ってる 足音に出会う
いつもの道を 歩いてみようと 隣の傘が 雨宿りを誘う
君の声の余韻に浸る部屋で
空っぽの花瓶の水がこぼれる
さっき渡したバラの匂いのせいで
風に噂されたようなくしゃみが出る
笑いたいのか 泣きたいのか
当たりくじ探すような 心がうずく
遠目で未来を眺めていると
僕の存在だけがぼやけて見える
いつか誰かがくれた造花を見つけ
空っぽの花瓶にそっと挿してみる
いつまでも散りゆくことはないと
永遠を保証するような退屈が踊る
逢いたいのか 逢えないのか
望遠鏡を覗くような 心がうずくけど
肉眼で明日を眺めてみると
僕の存在だけがぼやけて見える
失くした鍵を 探すような
気持ちで手にした ぬくもり
言葉は 風に吹かれて
予想のできない 想いになる
知らない笑顔を 見つけた君は
明日の怖さで 僕を愛した
多くのものに 触れないまま
夜の闇を泳ごうか 今夜
合わない鍵で 探るような
気持ちで還した ぬくもり
言葉は 時に委ねて
思いもよらぬ 事態となる
知らない笑顔を 見ていた理由は
未来の儚さを 知っていたから
短い過去に ふれあったまま
夜の闇を泳ごうか 今夜
知らない笑顔を 見つけた君は
明日の怖さで 僕を愛した
多くのものに 触れないまま
夜の闇を泳ごうか 今夜
記念日を重ねる度 夜空を見上げ
流れ星に去年より 大きな願い事をする
笑顔が少し減るのも 徐々に慣れて
無言で寄り添う 時間に感謝する
自分だけのものにして 意気込んだまま
握りしめた砂のように 愛はこぼれるもの
二人だけのものにして こぼれた砂を
シャレた瓶で砂時計を 作って夜を過ごすの
記念日を探そうと カレンダーめくり
流れ星にさっきより 小さな願い事をした
苦しみは迷子になり 楽しみは光と化した
未知の痛みで あなたを見つめ
雲の中から 天使が舞い降り
歓びは空を翔け抜け 怒りを総て溶かした
無知の痛みで あなたを見つめ
闇夜の中から 未来を描いた
太陽に導かれ そっと瞳開けると
ひまわりが咲いている 丘で手をつないだ
“どうやら もう夏が終わるらしい”と
気づいた時 幼い憧れに抱きついた
跳ねる言葉を 持ち出した日には
さよならが 僕を引き留めてる
背く横顔 触れることも出来ずに
殊更に 涙をため込んでる
静まる空気に 今夜は都合よく 思い出に帰れない
大好きを ためらってる
明日に逃げ出す術を 伺ってるよ
心のどこかに忘れた想いを 取り戻すまでは
避ける言葉は 互いに同じなのに
さよならが 二人を茶化しはじめる
拗ねる背中を 合わすことも出来ずに
まっさらな 時を怖がってる
深まる闇に 今夜は都合よく 思い出に帰れない
大好きを 疑ってる
朝日に笑顔で逢える 勇気もないのに
冷たい風に奪われたぬくもり 手放しはじめて
零れる言葉と 共に都合よく 思い出に帰りたい
大好きに 弄ばれてる
明日に逃げ切るなんて 出来るはずないと
冷たい風に捕らわれた心は 勘づいているのに
潮風に揺られながら 日向に咲くひまわりを
髪の毛を揺らしながら 眺めゆく少女は
恋焦がれているのだろうか 瞳に浮かぶ景色を
一輪のひまわりに 委ねていた
黄昏に染まりゆく 夕暮れの浜辺には
一刻を惜しむ恋人が 寄り添い合う
少女もまた何かを惜しむように 家路を辿る
君が教えてくれた 果てしない物語
少女は浴衣を着て 納涼祭りに出向いた
蝉が最期の鳴声を 奏でた涼しい日
夜が漸次 長くなり 夕映えに咲くうろこ雲
憐憫の時間は 動き出した
ひまわりは枯れ果てて 花びらを土に落とし
くたびれかけた幹や根は 抜殻の如く
少女はそのひまわりを撫でながら 涙を流す
君が支えてくれた 果てしない時想う
届く宛てもない少女のありがとうは 優しく響き
乾いた荒野を潤した 終わりなき愛情
少女はそのひまわりを抱きしめて 健気に笑う
君が教えてくれた 果てしない物語
(2014年2月)
7年前に小説を書いて応募した物語…
残念ながら落選しましたが
ひまわりが咲く季節の前に
毎年思い出す。
いいのやら、悪いのやら…