変わりゆく君と 変わらない私

そこに何ひとつ 不自由はなく

揚々とめくれる カレンダーの中で

迷子になる 心が生きる

 

笹舟に祈りを乗せる君と

タイムカプセルを乗せる私

そこに何ひとつ 諍いなどなく

互恵関係さえ 生まれる

 

子供に戻る 大人の心

辻褄だけ 合わせて生きる

変わりゆく私と 変わらない君

そう思ってみても 不自由はない

 

どうしようもない 時を費やす

つまらなく平穏な 時を費やす

たまらなく不安な 時を費やす

 

 

 

 

 

 

 

君が絵画を見つめると

私は絵画の迷子になる

吹き抜ける風

又とない青空

遠くで嵐が起きている

そんなことは気にも留めずに

 

君が絵画の主人公になる

私は絵画の虜になる

駆け抜ける丘

厭わない想いが

遠くで雨が降っている

そんなことは気に障らずに

 

君が絵画に吸い込まれた

私は絵画を買おうか迷う

 

 

 

 

 

 

 

何かが変わるかもしれない

君と歩いていると

街路樹も笑って見える

そこに生きる草花たちも

星がすぐそばにあるって

誰かの口笛も 流行歌の一部になる

 

絵画のような坂道を下ると

熱い言葉を風が運ぶ

 

明日は雨だって 楽しいね

明日は雨だって 楽しいね

 

不幸の濡れ衣を着せた

占い師に謝りたくなってきた

 

君がいなけりゃ

太陽が孤独の影を描き始めて

夢に向かう人々の踏み絵と化し 

日が暮れる

君がいなけりゃ

空ばかり眺めて流れ星通りすぎ

独りよがりの願い事も云えぬまま

夜が明ける

 

何かが変わるかもしれない

君と歩いていると

僕も “そう” 笑って見える

言葉の節々も 日常の一部になる

 

 

 

 

 

 

 

歩道橋で佇むあなたに 何もしてやれないのが人間さ

煙った空の隙間から ただ見守る月のように

 

傷を撫でれば あふれる誰かのぬくもりと涙

裏を返せば 突き出る誰かの誘惑の彼方

 

どうしようもなく震えても 何もしてやれないのが人間さ

濁った海の奥底から ただ見つめる魚のように

 

時が経ったら 忘れる誰かのぬくもりと涙

裏を返せば 手に入れる誰かの誘惑の彼方

 

見守ることしかできない

傷ついても前を向く 頼もしいあなた

 

 

 

 

 

 

 

ふたつある入口のひとつには

あの頃の君がいて

その時の気持ちがあって

年相応の悩みがあって

身の丈に合う幸せが住みつく

 

違う入口のひとつには

未来の君がいて

少し大きな心持ちがあって

年相応の悩みがあって

真新しい幸せが住みつく

 

僕の背後の入口には

手を振る君がいて

ささやかな誓いがあって

年相応の悩みがあって

覚束ない幸せが住みつく

 

ふたりは きっと

出口を 探している

 

 

 

 

 

 

 

不確かなものには 夢がある

夢を追いかける 日々がある

根拠のない 自信がある

そこから生まれる 勇気がある

 

不確かなものには 希望がある

希望を求める 意味がある

混沌とした 自信がある

そこから生まれる 命がある

 

そう思うことが 確かなことならば

確かなものにも 憧れはある

空を泳ぐ 白い雲のように

どこかで生きゆく 君がいる

 

 

 

 

 

 

 

思い出せるよ セピア色の写真の中

皆の笑い声 過ぎゆく風の音 ざわつく心もよう

 

思い出せるよ 華麗な縁の写真の中

二人の笑い声 暖かいぬくもり 揺らめく心もよう

 

それは

桜が散っても

花火が消えても

枯葉が舞っても

雪が溶けても

鮮明に思い出せるけど

 

思い出そうよ 覗き込むレンズの中

今日の笑い声 はじまる鐘の音 きらめく心もよう

 

 

 

 

 

 

 

風に背中を押されたと

思って 総て 丸く 収まるかな?

本当は誰が悪いんだと

言って それで すぐ終れるかな?

 

否応なく 海に放られるように

順応する 時代に葬られながら

 

大切なものを守りたいと

思って 総て 丸く 収まるかな?

本当は死が怖いんだと 

言って それで すぐ終れるかな?

 

かたじけなく 恋に委ねられるように

語られたら 過去に尋ねたくなるんだ

 

「君の夢はなんだい?」

こんな風にね…

 

 

 

 

 

 

 

7日間 晴れた日には

肌も少し 黒くなる

7日間 雨が続けば

さすがに少し 気が滅入る

 

7日間 仕事をすれば

身体も横に 狼狽える

7日間 日曜日ならば

さすがに少し 気が滅入る

 

1週間 会えなかったと

君が涙を 流すから

長い間 寂しくさせてしまったと思い

 

1週間とは言わずに 7日間でいいから

君のそばにいたいと 切に願う私は

言葉にいつも 弄ばれている

 

 

 

 

 

 

 

言葉が飛んでいったね 宙に舞う風船のように

空ばっかり見てたよ 翼を授かったみたいに

 

手だけつないだ 笑顔を保証して

今ならどんな未来も 好きと言い切れる

 

めぐる季節に 止まれと祈らず

君の鼓動を 確かめている

私は時間に 包まれながら

永遠に少し 触れたみたい

 

言葉は溶けていったね ふとした瞬間 自由になって

空ばっかり見てたよ 翼を授かったみたいに

 

守ってあげると 自信を催して

今ならどんな期待も すぐに頷ける

 

どのさよならも 終わりに怯えず

君の鼓動を 確かめている

私は次第に 夢を見ながら

永遠に少し 触れたみたい