行く先を差す訳じゃない

明日の方角を決める訳じゃない

なんとなくでも歩き続ければ

指針の向きはおのずと変わってゆく

 

地平線や水平線を夢と重複させると

永遠がそこにあることを思い知らされる

どの方角に歩いても辿り着く地の果ては

時に残酷で 実に儚い

 

立ち止まってみると

指針の向きは変わらずに滞る

信じた道を探し続けられることが

コンパスに託された使命でもある

 

 

 

 

 

 

 

恋に敗れた人の涙を預かりました

神様は敢えて悲しみを譲ってくれました

「毒を以て毒を制す」ではないが

永遠に涙を流し続けることは出来ないからだそう

 

情に溢れた人の涙を預かりました

神様はそっと悲しみを譲ってくれました

「好く道より破る」ではないが

たまに涙を流すことも必要だからだそう

 

悲しみを譲り合うことが

人を優しくする方法のひとつだと

泣きながら訴えている神様の悲しみが

初詣に向かう人々の願いを

現実のものに変えていくのでしょう

 

 

 


 

 

 

 

この街から少し離れて

あの日の自分を俯瞰してみると

誰かの為に出来た事や

時折 不甲斐なさを感じてた事が

良くも悪くも贖罪として返ってくる

 

あといくつ煌めく星を数えるだろう

少し暗がりで瞳を閉じていたい

君を忘れた自分になる為に

また来る明日を生贄にするよ

 

神様は全部知っているんだって

誰かの過ちも 自分の企みも

今だって呼吸を夢中にしているから

あと少しだけ深い眠りに就かせて

 

 

 

 

 

 

 

初めて好きになった気持ち

劣等感から生じる孤独感

仮面のように飾る言葉や

逢えない夜の寂しさ

愛したら消えるものは数知れないけど

何よりも君がいて嬉しい

 

公園の噴水は 子供の頃の方が綺麗だった

街の中の風は 日に日に冷たく感じる

浮かんで沈む太陽に 心を奪われたのなら

客観視する 私の全てが楽しくなる

 

愛したら消えるものは数知れないけど

何よりも君がいることが嬉しい

 

 

 

 

 

 

 

空に手をかざして 雪の花びら舞う頃

街は未来を輝かせ 守るべきものを見つめる

 

逢いたい気持ちが 風船のように膨らんで

運命と共に 誰かの手に行き渡れば

 

愛や恋とすれ違いながら出逢う言葉が

心の底から伝えられたのなら

本当の優しさは いつも君の中にある

 

逃げることも 勇気だと教えてくれた

どんなときも 寄り添いあえる誰かの前で

 

空に手をかざして 雪の花びら掴んだ

すぐに溶けてしまっても 不意に暖かさすら感じる

 

 

 

 

 

 

 

街のブルース

誰かは泣いてる

皆には聴こえてない

価値を決めるのは君次第

 

暗いニュース

誰かは泣いてる

皆には聴こえてない

価値を決めるのは君次第

 

上から覗いてる

支配層を模写した人たち

少し背伸びしてる

弱い者を揶揄した人たち

 

この世界で私は

何ができるだろう

ひとつだけあるとしたら

生きて恩返しすることだろう

 

街のブルース

誰かは泣いてる

皆には聴こえてない

価値を決めるのは君次第

 

 

 

 

 

 

 

叶えても叶わなくても 夢に続きはいらない

遠い彼方の星を追うように 明日から離れるから

私は大切なものを隠そうと 夢に縋りついてきた

美しい人形を抱くように 大事にしていた

 

裏切られたあの街角は 常に新たな夢を持っている

あの日の夢の遺灰が 私の空に舞い上がっている

 

叶えた夢の続きを見れたら 本当に幸せなのかな

叶わなかった夢は 日常にすり替えられるから

やっぱり 夢に続きはいらない

 

 

 

 

 

 

 

本当はもっと話したいことがたくさんあるけど

大人はどうも時間が足りない

弱気な言葉の中に弱みを見つけ出しては

舐めるように飲むお酒の苦さに少し怯えてる

 

疑問符を持ち逃げした都会の見出しは

一方的に世界を証明している

それは仲間の中にある孤独感に似ていて

心に形がないことを暗に示している

 

失った優しさと生まれた寂しさは

遠い瞳をしたときの周囲との距離に

自由と責任を与える

その感情の狭間で誰もが時間が足りない

 

 

 

 

 

 

 

命を賭けて愛する事に

人が悲しめば美談にならない

互いの存在を認め合えば

呼吸でさえ美しく見えるのに

 

冷たい雨の中 傘も差さずに

風邪をひいたら美談にならない

水も滴るいい女でも

身体を壊せば虚しくなるだけ

 

アダムとイブはもう

美談にならないと云われる時代に

神は人間に罪を与えるのだろうか

そもそも美しい会話とは何なんでしょうか

考え抜いて導いた答えで幸せになれば

それはきっと美談だ

 

 

 

 

 

 

 

君の迷い 僕の生きがい

僕の生きがい 誰かの損害

誰かの過ち 見知らぬ幸せ

運命はこうして書き換えられてゆく

 

君がそっと席を立った後の

刹那的な哀しみの訳を

幸せと不幸せの間で表現出来たなら

飲み干せたいつものミルクティー

 

君の迷い 僕の生きがい

僕の生きがい 誰かの損害

誰かの成功 見知らぬ不幸せ

運命はこうして書き換えられてゆく