争い事がなくなればいいと願う敗北者の弁は
優勝した者の2割程度しか理解してくれない
南風が寒さ続きの冬の日に吹けば
喜ぶ人 半分 煙たがる人 半分
溶けた雪が次の日凍るのが怖い
優勝と敗北
何を基準に争うのか
決められた物事に精一杯の努力をぶつける
心をひたすら争うのか
敗北者は北風に吹かれて
がむしゃらに寒さに耐えて
春の日射しに恋心を抱きながら
また昨夏の優勝者と争えばいい
争い事がなくなればいいと願う敗北者の弁は
優勝した者の2割程度しか理解してくれない
南風が寒さ続きの冬の日に吹けば
喜ぶ人 半分 煙たがる人 半分
溶けた雪が次の日凍るのが怖い
優勝と敗北
何を基準に争うのか
決められた物事に精一杯の努力をぶつける
心をひたすら争うのか
敗北者は北風に吹かれて
がむしゃらに寒さに耐えて
春の日射しに恋心を抱きながら
また昨夏の優勝者と争えばいい
幸せを探そう
かくれんぼみたいに
神社の境内に潜んでいるよ
猫が歩く道を辿ろう
普段と違う視界を知ろう
昔話では
老人も楽しそうな顔をしてた
近所の人たちが定期的に
寂しさを持ち寄って集まった
時代が感情の形を変える
全ての情景に
ひとつの心が宿る
幸せの探し方を見つけよう
コツをつかめば日が昇ることでさえ
笑える情景が生まれる
歪な形をした林檎の絵を描いた
人の優しさの裏側によく似ていた
甘い蜜を吸い続けた蜂が
巣に戻り甘い蜂蜜を産むとは限らない
裏の裏は表になる事を知って
人の優しさに少しだけ触れてみる
同じ景色を違う形で見ると
思い出が上書きされる瞬間に戸惑う
空っぽの花瓶に一本の薔薇を挿す
もう一方の花瓶には束のカーネーション
どちらも優しさの反面に値するから
人の出す答えはいつだって曖昧なまま
人が皆
青空に繋がれていると思うとき
君の呼吸は漣のように落ち着く
世界に国境があることを空だけは知らない
人が皆
地球に縛られていると思うとき
君の呼吸は地震のように揺れる
孤独が何故存在するのかを誰も知らない
人が皆
心に愛されていると思うとき
君の呼吸は風のように荒くなる
生きるという確かな音を心臓だけが奏でる
居間まで伸びる太陽光
今まで感じなかった
昼間の花火を見たせいで
月は夜と勘違いして現れた
誰もいない部屋にひとり
懐かしい唄を口ずさんでは
まるで思い出に恋したみたいに
鼓動が青春に似てくる
寂しさの質が変わってきて
涙には何通りかの道がある
出会いと別れはいつだって巧妙に
訪れるものだけれど
寝転がってばかりもいられない
扉は自分で開けるもの
布団の上で丸める猫を見て
急いで部屋の温度を確かめている
孤独に寄り添うとき
人は少しだけ臆病になる
思い出の迷路に彷徨う夜は
笑い方さえ忘れることもある
溶けないグラスの氷はまるで
煮え切らない後悔を表しているみたいで
孤独に寄り添うとき
人は少しだけ自由になる
飴玉の袋を解いたように
すぐにべたつく言葉を並べて
誰のためでもない時間を
地球儀を回すように遊んでいるみたいで
朝日が転がってきて
孤独は心の問題へと変化してくる
真の孤独に寄り添うとき
人は扉の向こうに光を求めている
出会う事への運命と偶然
別れる事への勇気と恐怖
優しさから遠く離れて街を彷徨えば
満月は雲隠れして新月の夜と化す
失う事ばかり増えてゆく毎日で
それに五感が慣れて勘違いする真実
優しさから遠く離れて人を見つめれば
星の灯は雲隠れしてただの暗闇と化す
愛する物ばかりを救おうとすれば
本当は遠ざかってしまう平和だったり夢だったり
たまには生まれたての優しさを持って目を凝らしてみよう
忘れかけていた言葉が見つかるはずだから
世の中は世知辛いと云う
その一言じゃ片付けられないほどの
美しい経験の木の下で
人は雨宿りの場所を探してる
節電の為に車から降りて
明るすぎる都会の中で暮らす
美しい経験の木の下で
人は便利な物に囲まれる
浅い眠りにうなされながら
守り抜いた幸せを抱きしめる
美しい経験の木の下で
人は自由の進化形で生きる
誰もが持ってる魂に似た
誰もが持ってる言葉にも似た
誰もが一夜の恋に落ちた
美しい経験の木に
人は登る事を諦め始めてる
グライダーが鳥を目指している河川敷で
風の見える化を図ってみた
両翼が風を捉えるように羽ばたくと
近くのゴルフ場から聴こえた「ファー!」の声
草花たちがおじぎをするように同じ方向に揺れるのは
風の神様の道標を示しているようで
隣で昼食をとる学生たちは
あの子があの子を好きらしいと話していた
(それは風の噂)
そもそも風はどこから生まれるのか
空か 海か
家では隙間風
心地良いのはそよ風
避難するのは台風
全て異なる風なのか
ともかく
今日の風は気持ち良いな
(天の声)
「風は見えるか?」
小説を終わりから読むことは
思い出が創られていくのと似ていて
確かな感情を記憶した後で
変な彫刻を見た意味を考える
都会の朝を独り歩きしていると
昔の日常と少し重なる気がする
昨夜 愛を誓った恋人達と
遠い回顧の中で繋がっているみたいで
出会いと別れの間に生まれる
喜びと悲しみに怯え震えるのなら
人の心は死ぬまで未完成のまま